G大阪FW山見大登 高速ドリブルで魅了、生粋ガンバサポ
◇18日開幕 J1注目の新戦力
足にボールが吸い付くような高速ドリブルは見る者を魅了する。今季から正式にG大阪の一員となったFW山見大登(22)。片野坂新監督を迎えて名門復活の道を歩みだしたチームにあって、1メートル65のアタッカーは必要不可欠なパーツだ。
「一年を通して活躍し、2桁得点を取って勝利につなげられれば良い」。自信には裏付けがある。昨年8月13日のリーグ清水戦。特別指定選手としてJ1デビューすると、巧みな仕掛けから日本代表GK権田も捕れない決勝ミドルを叩き込んだ。さらに11月7日のリーグ大分戦では逆転につながるPKを獲得。チームの残留に貢献した。さらに、ルヴァン杯準々決勝第1戦では宿敵C大阪相手に決勝弾。すでに昨季公式戦7試合2得点を挙げており、ルーキーイヤーといえどレギュラー奪取は現実的な目標だ。
生粋のG大阪サポーター。15年の天皇杯を最後に6年間タイトルから遠ざかっているクラブのために、身を粉にする準備はできている。
◇山見 大登(やまみ・ひろと)1999年(平11)8月16日生まれ、大阪府出身の22歳。大院大高―関学大を経て今年、G大阪入団。ドリブルだけではなく左右両足でシュートを打てる技術も持つ。21年は特別指定選手としてリーグ戦5試合に出場し1得点。1メートル65、61キロ。利き足は右。



