G大阪2022年バズり予報…この男がいればFW獲得不要!特別指定で2得点→大卒1年目から得点源期待

スポーツ報知の記者が2022年に各界でブレイクしそう、バズりそうな選手、芸能人を紹介する企画「2022年スバリ!バズり予報」。金川誉記者編です。

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G大阪に関学大から新加入するFW山見大登(22)は、1年目から即戦力となる可能性を秘めている。すでに昨年、特別指定選手としてリーグ戦、ルヴァン杯で計7試合に出場して2得点。さらにその2ゴールの内容は、飛躍を十分に予見させるものだった。

J1デビュー戦は、昨年8月13日の清水戦(アイスタ)。後半に途中出場すると、0―0の後半37分にいきなり結果を出した。右サイドでパスを引き出すと、中に仕掛けてそのまま左足を振り抜き、清水の日本代表GK権田の守るゴールを射抜いた。「ドリブルが特徴なので、仕掛けようとは思っていました。ゴールが見えたので思い切り打ちました」。Jデビュー戦で自身の特徴を発揮する大胆さ、利き足ではない左足での正確なシュートに、非凡さを感じさせた。

さらに9月1日・ルヴァン杯準々決勝第1戦のC大阪戦(ヨドコウ)でも、途中出場から後半44分に左足で決勝ゴール。子供のころからG大阪サポーターだという山見だが、ダービー初出場となった8月28日のリーグ戦では結果を残せず。チームも敗れ「試合終わりもサポーターの方にブーイングされて、家に帰っても悔しい思いをした」と話していた。大阪ダービーの重要性も十分に理解した上で、4日後に行われた“再戦”でみせた反発力や勝負強さは、数字では測れない資質の一つだ。

ちなみに関学大1年時の18年、天皇杯のG大阪戦で決勝ゴールを決めている。関学大の2学年先輩に当たるG大阪MF山本悠樹は、プロ初ゴールに際して「いつか取るだろうと思っていた。(大学時代は)何度もああいうゴールも見てきたので。それが今日だった、という感じです。大学では手をつけられないレベルになっていたので、(プロでも)やれると思っていた」と山見を評した。165センチと小柄ながら、スピードは十分にJ1でも通用。すでにプロとして活躍する素地はできているように映る。

もっともJ1でコンスタントに結果を残すためには、スピードをさらに生かすためのポジショニングなど、学ぶべき点もあるだろう。その点は大分時代、相手守備のずれを突くポジショニングをチームに植えつけてきた片野坂知宏新監督の下でプレーすることも、プラス要素のはずだ。近年のJリーグでは、今や日本代表でも代わりの利かない存在となったFW三笘=現ベルギー1部・サンジロワーズ=のように、大卒1年目からチームの中心となる選手も少なくない。昨季はJ1残留争いに巻き込まれ、今季は片野坂新監督の下で再建を目指すG大阪で、山見がレギュラーポジションを奪いとる可能性は十分にあるとみている。

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