【J1展望】2ndステージ・13節|川崎 – G大阪|最大の注目は「大久保vs宇佐美」の激しい得点王争い SOCCER DIGEST Web 10月3日(土)12時1分配信

川崎――好調を維持する小林。今の状態であれば“3試合連続ゴール”も。

J1リーグ 2ndステージ・13節
川崎フロンターレ - ガンバ大阪
10月4日(日)/14:00/等々力陸上競技場

川崎フロンターレ
2ndステージ成績(12節終了時):6位 勝点20 6勝2分4敗 22得点・15失点
年間成績(29試合終了時):5位 勝点50 15勝5分9敗 54得点・41失点

【最新チーム事情】
●「相手を外す」トレーニングを続け、G大阪戦に備える。
●得点王争い中の大久保を援護すべく、チームは“宇佐美封じ”に燃える。
●小林が、膝のケアのため試合2日前の練習を欠席。少々気掛かり。
●試合2日前の練習中に田坂が足首を痛める。出場は不透明。
●前売り券の売り上げが好調で、満員となる2万4000人超えの可能性も。

【担当記者の視点】
前節の新潟戦は0-1の劣勢から小林の2ゴールで逆転勝利を収め、天皇杯を含めて公式戦4連勝中(リーグ戦3連勝)と勢いに乗っている。

なかでも好調を維持しているのが、ウイングの一角に入る小林だ。怪我から復帰後は徐々にパフォーマンスが向上し、11節の名古屋戦で久しぶりのゴールを決めると、前述の新潟戦で2ゴールの活躍を見せた。今の状態であれば“3試合連続ゴール”もありそうだ。

宇佐美と激しい得点王争いを繰り広げる大久保は、名古屋戦でハットトリックを達成するも、続く新潟戦ではシュート0本に終わった。ただ調子自体は決して悪くないだけに、ホームでの一撃が期待される。チームはエースを援護すべく、宇佐美包囲網を張る構えだ。

第2ステージの優勝はもはや難しく、川崎はチャンピオンシップ出場圏の年間3位を狙うが、ここで負けると事実上の終戦となる可能性もある。満員の等々力で公式戦5連勝を飾って弾みをつけたい。

G大阪――中3日の連戦で主力組の疲労が蓄積。数人の入れ替えもあり得る。

J1リーグ 2ndステージ・13節
川崎フロンターレ - ガンバ大阪
10月4日(日)/14:00/等々力陸上競技場

ガンバ大阪
2ndステージ成績(12節終了時):4位 勝点22 6勝4分2敗 20得点・15失点
年間成績(29試合終了時):4位 勝点54 15勝9分5敗 44得点・28失点

【最新チーム事情】
●1-2と敗れたACL広州恒大戦から中3日、疲労のあるメンバーは入れ替えも。
●広州恒大戦で出場停止の丹羽、負傷で大事を取った藤春が先発濃厚。
●10月の代表メンバーに東口、丹羽、宇佐美、米倉の4人が選出。
●宇佐美と川崎の大久保が得点王争いの直接対決。

【担当記者の視点】
9月26日の12節・柏戦は3-1と快勝も、同30日のACL準決勝第1戦・広州恒大戦は1-2と惜敗。柏戦から中3日で3連戦という日程に加え、中国への往復移動後、再びアウェーで川崎戦を迎えるだけに、主力組に蓄積した疲労は容易に想像できる。

広州恒大戦で出場停止だった丹羽、怪我で欠場した藤春は揃って先発が濃厚。現在、年間4位で、チャンピオンシップ出場圏の3位につけるFC東京との勝点 差は2。この一戦で順位が逆転する可能性もある一方、10月7日にナビスコカップ準決勝第1戦・新潟戦(アウェー)が控えるため、疲労などを踏まえて主力 数人の入れ替えも考えられる。

見どころは、宇佐美と大久保の得点王争いだろう。ともに19ゴールで、どちらのエースが結果を残すか。宇佐美がゴール時の「不敗神話」は39試合継続中で、その記録を40試合に伸ばせるか注目だ。

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