G大阪、ルビン・カザンからMF斉藤未月獲得へ…井手口陽介抜ける中盤に伸びしろ備えるボランチ加わる

G大阪がロシア1部ルビン・カザンのMF斉藤未月(22)を獲得することが29日、濃厚になった。保有権を持つ湘南からの期限付き移籍となる見込み。スコットランド1部・セルティックへ移籍するMF井手口陽介(25)が抜ける中盤に、東京五輪世代でさらなる伸びしろも備えたボランチが加わることになる。

斉藤は豊富な運動量とボール奪取力を誇り、18歳から湘南で主力としてプレー。19年にはU―20W杯に日本代表の主将して出場するなど、各年代別の代表にも選ばれ、東京五輪での活躍も期待されてきた。20年末にルビン・カザンへ期限付き移籍。今年2月に足首を負傷して離脱し、東京五輪のメンバーから落選となった。その後は外国人枠の影響もあって、ロシアで出場機会を得られない状況が続いていた。

本人は欧州でのプレー継続を希望していたが、湘南時代の恩師であるチョ貴裁監督(52)が率いる京都など、複数のJクラブが獲得に興味を示していた。斉藤自身はさらなる成長を求め、G大阪での新たな挑戦に近づいているとみられる。

◆斉藤 未月(さいとう・みつき)1999年1月10日、神奈川・藤沢市生まれ。22歳。小5で湘南の下部組織入り。2015年に2種登録でトップチーム入りし、16年に高3でプロ契約。17年J2優勝、18年ルヴァン杯優勝に貢献。20年12月にロシア1部・ルビンカザンへ期限付き移籍。ロシア1部リーグでは2試合0得点。J1通算80試合4得点。166センチ、66キロ。利き足は右。

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