G大阪 片野坂監督の就任発表「私に託された使命はまた強いガンバ大阪を取り戻す事」
J1G大阪は23日、J1大分を退任した片野坂知宏監督(50)の来季監督就任を発表した。退任する松波正信監督(47)のアカデミーダイレクター就任も同時に発表された。大分の安田好隆ヘッドコーチ(37)、上村捷太(26)の就任も発表され、来季も片野坂監督を支える体制が整った。
片野坂監督はクラブを通じ「ガンバ大阪のファン・サポーターの皆様、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様、来季よりガンバ大阪の監督に就任します片野坂知宏です。今回の就任に際しガンバ大阪の小野社長、和田取締役はじめガンバ大阪の関係者の皆様、ガンバ大阪のスポンサーの皆様、そしてサポーターの皆様に感謝致します。ありがとうございます。また大分トリニータのクラブそしてファン・サポーターの方々にも私を快く送り出して頂いた事にも感謝致しております。ありがとうございました。私に託された使命はまた強いガンバ大阪を取り戻す事だと思います。その為に私が培って来た経験や情熱の全てを捧げ、皆様に喜んで頂ける、また応援をしたくなる最強のチーム作りをして行きたいと思います。これから一緒にガンバ大阪を最強のチームにして行きましょう。どうかこれからもガンバ大阪へのご支援ご声援よろしくお願い致します」とコメントした。
片野坂監督は選手として1年半、コーチとして5年間、G大阪に在籍。G大阪が獲得したタイトル9回のうち、8回にコーチとして貢献している。大分でもJ3からJ1へチームを躍進させた。J2降格が決まった今季限りで大分監督を退任したが、降格が決定し、今季限りでの退任が発表された後も天皇杯で決勝に進出するなど、最後まで見せ場をつくった。
G大阪はクラブ創立30周年の今季、苦闘が続いた。開幕戦後に新型コロナ集団感染で活動停止となり、序盤から低迷。5月14日には宮本恒靖前監督を解任し、松波正信強化アカデミー部長が暫定的に監督に就任した。当初は後任監督につなぐ方針だったが、適任者も見つからず、今季終了まで続投した。
13位で残留という最低限の目標こそ達成したが、タイトル獲得など当初の目標には大きく届かなかった。来季こそ関西の雄として、新指揮官のもと、本来あるべき位置を目指す。



