元日本代表MF遠藤保仁、磐田に完全移籍へ 今季はG大阪から期限付き移籍
G大阪から磐田に期限付き移籍していた元日本代表MF遠藤保仁(41)が、来季は磐田に完全移籍することが21日、分かった。遠藤は20年10月、G大阪から磐田に期限付き移籍し、今季は磐田でJ1昇格に貢献。今季限りでG大阪との契約が切れる中、G大阪、磐田両クラブからオファーを受けていたが、磐田への完全移籍を決断した。
日本代表歴代最多の152試合出場を誇り、01年に加入したG大阪では数々のタイトルを獲得してきた遠藤。約20年にわたるG大阪での活躍を経て、40歳を超えても出場機会を求めて移籍した磐田でも、今季は35試合に出場。J1昇格に貢献し、健在ぶりを示した。来季に向けては、必要不可欠な戦力としてオファーを出した磐田と、レジェンドとして復帰を求めたG大阪の両クラブからラブコールを受けた。しかしより選手としての評価が高かった磐田への完全移籍を決めたとみられる。
G大阪と契約を延長し、再び磐田に期限付き移籍するという選択肢もあった。しかし来季、J1で磐田とG大阪が対戦する中で、期限付き移籍では保有権を持つG大阪戦での出場が制限される定例もあり、遠藤自身が完全移籍を選んだ模様だ。G大阪の幹部は遠藤と会談し、将来的にはG大阪で現役生活の最後を過ごす可能性についても話し合ったという。日本サッカー界が誇る指令塔は、あくまで選手としての可能性を追求し、磐田でJ1の舞台に立つ。



