J1大分・片野坂監督が退任会見 来季J2降格のチームに涙ぐみながらエール

来季J2降格となり、今季限りで退任するJ1大分トリニータ片野坂知宏監督(50)が20日、大分市の昭和電工ドームで会見を行った。

19日に天皇杯決勝で惜敗。「サッカーの神様は簡単に勝たせてくれないし甘くない」と悔しさをのぞかせながら、監督のキャリアをスタートさせたクラブへの感謝やエールを涙ぐみながら語った。

J3だった2016年に就任。18年にJ2で2位に入ってJ1昇格に導いた。18位に終わりJ2降格となった今季だが、降格決定後はリーグ戦で2連勝し天皇杯でもJ1王者川崎を準決勝で破り、決勝でもあと一歩の激闘を見せた。「僕自身、この4試合は忘れられない」と話し、チームに対して「(ただの)財産であってはいけない。どう生かすかという思いを持ちJ1に復帰、定着し躍動してほしい」と期待した。

大分の良さは一体感を持って戦う姿勢や粘り強さと語り、「この6年間は決して忘れることはないし、次のステップに進んでも精進したい」と力強い表情を見せた。来季はJ1のG大阪の監督に就任することが有力となっている。

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