【J1採点&寸評】G大阪1-0鳥栖|高速カウンターから先制弾! 攻守に躍動したG大阪のエースをMOMに!

G大阪――J1残留へ向けて大きく前進!

[J1リーグ33節]G大阪1-0鳥栖/10月23日(土)/パナソニックスタジアム吹田

G大阪――宇佐美がこの日のヒーローに!

MF

29 山本悠樹 6.5(79分OUT)

押し込んだ時の精度が課題。ただ、立ち上がりから前への意識をプレーで体現し、先制点の場面でも山本らしいパスを披露した。

FW

18 パトリック 6.5

シュートはわずか1本にとどまったが、それでも前線で徹底的に身体を張った。空中戦ではほぼ競り勝っていた印象だ。

MAN OF THE MATCH

39 宇佐美貴史 7

試合前、仲間に話したという攻めへの意識を体現。高速カウンターから決めた先制点は利き足とは逆だがさすがの精度だった。苦しい時間帯に守備もギアを上げた。

交代出場

MF

8 小野瀬康介 6(67分IN)

過度に攻撃すべき時間帯ではなかっただけに、守備に軸足を置いてプレー。それでも、チャンスでは前方に絡み、攻守に及第点。

FW

28 ウェリントン・シウバ 6(67分IN)

ボールを持った際、もう少し怖さが欲しかった。ただ、福田が守備で存在感を見せていただけに、バランスを崩さず、不用意なロストもなかった。

DF

16 佐藤瑶大 6.5(75分IN)

キム・ヨングォンのアクシデントで急きょピッチに送り出されたが、スムーズに試合に入る。鳥栖のパワープレーに対して空中戦の強さで対抗した。

DF

26 柳澤 亘 ―(79分IN)

髙尾に先発は譲ったが、十分にレギュラーとしてプレーできる選手であることを証明。守勢の展開で、やるべきことを理解していた。

MF

17 奥野耕平 ―(79分IN)

投入直後はややバタついたが、徐々に安定し、リスクのない大きなクリアも何度か見せた。危険地帯をケアする献身さも。

監督

松波正信 6.5

変則的な鳥栖の戦い方に対して、しっかりと攻守で狙いを落とし込んだ。とりわけ、カウンターへの意識を徹底させたことも評価したい。

鳥栖――課題は切り替えの遅さ

【チーム採点・寸評】

鳥栖 5.5

G大阪を2本上回るシュート10本を放ったが、東口を脅かすシュートは皆無に近かった。失点も、切り替えの遅さという悪癖につけこまれてのものだった。

鳥栖――沈黙の攻撃陣は軒並み低評価に

MF

7 中野嘉大 5.5

前半は持ち味を出せず、消極的な場面が目立った。後半、パフォーマンスが改善したことで左サイドは活性化したが、もっと決定的な仕事をしたい。

10 樋口雄太 5.5

攻撃では輝き切れなかったが、守備意識は高く、泥臭いプレーも見せた。痛恨だったのは前半終盤の決定機を枠に飛ばせなかったことだ。

FW

29 岩崎悠人 5.5(HT OUT)

抜群の走力とパワフルな動きで敵陣深くに入り込むが、そこからの質と選択に難がある。FWとしての怖さはなかった。

交代出場

MF

15 酒井宣福 5.5(HT IN)

フィジカルの強さを活かして、相手が嫌がるところに入り込むまでは良し。しかし、フィニッシュの場面で工夫を欠く。

MF

37 小泉 慶 5.5(HT IN)

飯野に代わって右サイドを託される。守備では大崩れをすることはなかったが、もう少し攻撃に絡んでも良かった。

MF

22 小屋松知哉 5.5(56分IN)

アグレッシブな動きで攻撃を活性化。何かを生み出す雰囲気はあったが、山下がお膳立てした決定機ではシュートを枠にも飛ばせず。

FW

9 山下敬大 5.5(67分IN)

得点を期待されて投入も、シュートは打てず。ただ動きの質は高く、小屋松の決定機も作り出した。周囲がもう少し彼を活かしたかった

DF

31 大畑歩夢 ―(79分IN)

攻撃でギアを上げるべく投入されたが、ミスも多く、活性化にはならず。この日に限っては中野伸哉の方が相手の脅威だった

監督

金 明輝 5

相手にも指摘されたカウンターへの脆さは今節も同じだった。交代も奏功したとは言いがたく、攻守で良さを出せずに敗れた。

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