宇佐美絶妙トラップから決勝点のG大阪が3戦ぶり勝利! 鳥栖は5戦未勝利で上位争い苦しく…

明治安田生命J1リーグは23日、第33節のガンバ大阪vsサガン鳥栖が行われた。

ここ2試合勝利がないG大阪が、上位争い中ではあるものの4試合未勝利の鳥栖をホームに迎えた一戦。G大阪は宇佐美貴史パトリック、井手口陽介ら、鳥栖は樋口雄太や仙頭啓矢、白崎凌兵らをスタメン起用している。

試合では、10分にG大阪がカウンターを繰り出す。ボックス左でボールを引き出した宇佐美が右足のアウトでトラップして素早く左足を振り抜き、先制点を奪取した。

16分に浅い位置FKを獲得したG大阪は、宇佐美のキックをボックス内のパトリックが折り返して菅沼駿哉が頭でネットを揺らしたがオフサイドの判定。追加点とはいかなかったが宇佐美を中心に攻勢を保つ。

前半終盤にかけては徐々に押し返していく鳥栖だったが、得点が奪えず。40分には樋口のスルーパスに反応した白崎がボックス右に抜け出してシュートを浴びせたが枠を捉えられなかった。

追う展開の鳥栖は後半開始時に2枚替えを敢行。岩崎悠人と飯野七聖に代えて小泉慶と酒井宣福を送り出した。それでも55分には細かいタッチで鳥栖DFを翻弄した宇佐美がボックス右に侵攻して右足でシュート。これは枠を捉えなかったが鳥栖は攻勢に転じ切ることができない。

56分には左サイド高い位置でボールを持った白崎が中央マイナス方向にグラウンダーのボールを折り返し。しかし、中央に走り込んだ酒井にはわずかに合わない。鳥栖は56分に白崎に代えて小屋松知哉を投入した。

一進一退の攻防が続くもののなかなか次の得点は生まれず。鳥栖が打開を図ってG大阪がカウンターを繰り出すという構図が続く。67分にはG大阪が倉田秋と福田湧矢に代えてウェリントン・シウバと小野瀬康介、鳥栖が仙頭に代えて山下敬大を起用する。

その後もリードを保つG大阪だったがアクシデントが発生。高尾瑠が足を抑えてピッチに手折り込んでしまい起き上がれず。担架に乗ってピッチを出ることとなり、79分に柳澤亘との交代を強いられた。

終盤にかけては前線の圧力を高めていく鳥栖だったが、ネットを揺らすことはなく試合が終了。この結果、G大阪が3試合ぶりの白星を飾った。対する鳥栖は直近5試合未勝利と不調を脱することができず、上位との勝ち点差を縮めることができなかった。

■試合結果

ガンバ大阪 1-0 サガン鳥栖

■得点者

G大阪:宇佐美貴史(10分)

鳥栖:なし

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