U-22日本代表、注目の逸材5人(3)稲妻ドリブラー! 高2でJ1デビューの最高傑作
U-22日本代表は今月26日と28日に、AFC U23アジアカップ予選でカンボジアと香港と対戦する。パリ五輪世代の第一歩とも言える大会には、冨樫剛一監督が「理想のメンバー」と評価する23人が参加することになった。そこで今回は、19日に発表されたU-22日本代表メンバーの中からAFC U23アジアカップ予選の2試合で活躍が期待される5選手を紹介する。
宇佐美&堂安の系譜を継ぐ稲妻ドリブラー
中村仁郎(なかむら・じろう/MF 19)
所属クラブ:ガンバ大阪ユース 生年月日:2003年8月22日(18歳) 代表歴:U-16、U-18候補、U-20候補
来季からガンバ大阪のトップチーム昇格が内定している期待のドリブラーだ。2020年に2種登録選手としてJ1リーグ戦でデビューを果たした。高校2年生でのJ1デビューは、クラブにとって宇佐美貴史や堂安律以来だった。
今季トップチームでの公式戦出場はないが、昨年までにJリーグで30試合以上の経験を持っている。ガンバ大阪U-23の一員として、2019年のJ3リーグ戦で18試合出場3得点3アシスト、2020年も15試合に出場し2得点2アシストを記録していた。
身長166cmは今回のU-22日本代表の中で2番目に低いが、懐に入り込むような切れ味鋭い高速ドリブルで大柄なDFも手玉に取る。ガンバが育成組織から輩出してきた左利きテクニシャンの系譜に連なる選手でもあるが、憧れるのは2歳上で同じレフティーの久保建英だ。