【J1採点&寸評】横浜FC3-1G大阪|残留に向けた貴重なピース、A・シルバが攻守に圧倒的存在感!
横浜FC――ホームで快勝し、最下位を脱出!
[J1リーグ26節]横浜FC3-1G大阪/8月25日(水)/ニッパツ三ツ沢球技場
【チーム採点・寸評】
横浜FC 6.5
相手に退場者が出て数的優位に。一度は追いつかれ、危ない場面もあったが、勝点3を奪い最下位を脱出した。
【横浜FC|採点・寸評】
GK
49 ズベンド・ブローダーセン 6.5
相変わらずの安定感を見せ、この日は足もとの確かな技術も披露。不運な失点シーンは仕方ない。
DF
19 伊野波雅彦 6
マギーニョと的確な縦の位置関係を保ち、相手左サイドの攻撃を沈黙させた。
26 韓 浩康 6.5
高さと強さを存分に発揮し、とくにT・アウベスを封じた。ラインコントロールも見事だった。
5 ガブリエウ 6(60分OUT)
全体的に見れば及第点だが、痛がっていて防げなかった失点シーンはいただけない。負傷の具合は心配だが……。
MF
2 マギーニョ 6(74分OUT)
激しい上下動で右サイドを制圧。相手DFの退場を誘発し、試合を決定づけた。
15 安永玲央 6.5
判断力に進歩が見えた。3点目は時間稼ぎに行くふりをして突破を図る完璧なゴールだった。
24 高木友也 6(87分OUT)
相手のマークが厳しくなり攻撃面では不発だったが、守備では小野瀬を抑えるなど健闘した。
37 松尾佑介 5.5
カウンターで抜け出すシーンが何度かあったが、本調子でなく、決定的な仕事はできなかった。
横浜FC――MOMは先制ゴールのA・シルバ!
MF
MAN OF THE MATCH 38 アルトゥール・シルバ 7(87分OUT)
中盤の底で攻守に圧倒的な存在感を示し、先制ゴールも決めた。残留に向けた貴重なピースとなりそうだ。
6 瀬古 樹 6
不慣れなポジションで、らしくないミスもあったが試合中に修正。CKから先制点をアシストした。
FW
39 渡邉千真 5.5(74分OUT)
前線でボールを受けるまでのポジショニングは良いのだが、ほとんどをトラップミスで無駄にしてしまった。
交代出場
DF
3 袴田裕太郎 6(60分IN)
ガブリエウの負傷退場で急きょ途中出場。難しい状況だったが、大過なくプレーした。
DF
23 前嶋洋太 6(74分IN)
試合終盤にカウンターを狙えそうなときも、無理せずラインを下げるなど、的確な状況判断が光った。
FW
50 フェリペ・ヴィゼウ 6.5(74分IN)
決勝ゴールは圧巻の一撃。それ以外ではほぼ何もできなかったが、FWは点を取ればそれでよし。
DF
17 武田英二郎 ―(87分IN)
高木に代わって投入され、左サイドの守備を強化。アディショナルタイムは8分もあったが、そのなかで逃げ切りに貢献した。
MF
13 小川慶治朗 ―(87分IN)
終盤で試合を落ち着かせるための途中出場も、ミスが多く安心して見ていられなかった。
監督
早川知伸 7
選手起用がズバリ的中。ここでA・シルバを先発起用し、結果を出したのは大きい。
G大阪――退場者が出た負担が重くのしかかり…
【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
退場者を出しながらも一度は同点に追いつくが、暑さなども影響して、結果的に数的不利の状況で覆せなかった。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
失点シーンはほぼノーチャンス。確かなフィード技術と安定したセービングは健在だ。
DF
16 佐藤瑶大 4.5
得点機会阻止の退場は弁解の余地なし。それ以前にも、マギーニョに手を焼いていた。
5 三浦弦太 5
松尾と高木の左サイドをよく抑えたが、試合を決定づけられた2失点目の軽い対応が悔やまれる。
13 菅沼駿哉 5.5
3バックの中央に君臨。敗色濃厚な時間帯でも、主にセットプレーで気迫を見せたが、チームに勝利をもたらすことはできなかった。
24 黒川圭介 5
マギーニョにやられ、引き気味になり、左サイドの攻撃がほとんど機能しなかった。
MF
6 チュ・セジョン 5.5(66分OUT)
時折、前線への効果的なパスも出したが、攻めも守りも中途半端で、途中交代となった。
15 井手口陽介 6(88分OUT)
とくに数的不利となった後半は、攻守で存在感を示す。それを前半からできれば、なお良かった。
8 小野瀬康介 5.5
三浦やボランチと連係して高木や松尾を封じたが、オフェンスでは持ち味を出せず。
G大阪――同点弾を決めた小野の献身性が光る
MF
11 小野裕二 6.5(66分OUT)
FW陣の中で最も献身的にプレーした。その姿勢が同点ゴールに繋がった。
FW
39 宇佐美貴史 5(76分OUT)
ほとんど存在感を示せなかった印象。良い形で前を向いての効果的なシュートやラストパスは限られていた。
32 チアゴ・アウベス 5.5(66分OUT)
相手3バックの前に封殺された。たまにファウルをもらったほかは何もできなかった。
交代出場
DF
3 昌子 源 5.5(66分IN) 5
バックに変更後、中央3枚の一員として守備の安定に貢献。しかし最後は力尽き、失点を喫した。
MF
10 倉田 秋 5.5(66分IN)
数的不利の局面でなんとか打開を図ろうとするも、決定的な仕事はできずに終わった。
MF
21 矢島慎也 5.5(66分IN)
セットプレーでの精度の高いキックで相手ゴールを脅かす。3失点目で安永に抜かれてしまったのは減点要素だ。
FW
9 レアンドロ・ペレイラ ―(76分IN)
それなりに出場時間はあったが、ひとり少ない状況もあって相手の守備を脅かせず。
DF
4 藤春廣輝 ―(88分IN)
さすがに出場時間が短すぎて、監督の求めるプレーを見せることはできなかった。
監督
松波正信 5.5
退場者が出たあとはシステム変更などで持ち直したが敗戦。勝点を得ることはできなかった。