【ACL準決勝・第1戦展望】広州恒大 – G大阪|長谷川監督はスタンド観戦、丹羽が出場停止。怪我人続出の守備に一抹の不安が残る SOCCER DIGEST Web 9月29日(火)17時0分配信

「中2日や中3日に慣れているので、良い状態で広州恒大戦に挑める」(宇佐美)

 2008年以来、二度目のACL制覇を目指すG大阪は、9月26日にJ1リーグ・柏戦(3-1)を終え、同28日に中国入り。同30日にアウェーで広州恒大との第1戦に臨むなか、チームの最新情報と大一番に向けたポイントを伝える。

ACL準決勝・第1戦
広州恒大 – G大阪
9月30日(水)/21:00/天河(中国)

難敵との大一番を前に、G大阪の状態は決して良好とは言えない。左SBの藤春は20日の松本戦で左足を打撲し、26日の柏戦を回避。CBの岩下も柏戦の 終盤に腰を打撲するなど、ふたりとも出場が危ぶまれている。またCBの丹羽は累積警告で出場停止のうえ、長谷川監督も準々決勝第2戦で退席処分を受け、ス タンドからの観戦という状況だ。

広州恒大は13年にACLを制覇し、リーグ4連覇中の強豪。最も警戒すべきはブラジル人トリオで、パウリーニョ、エウケソン、リカルド・グラルが絡んだ 時の攻撃は迫力十分だ。怪我人や出場停止で守備に不安を抱えるG大阪にとって、広州恒大の攻撃をいかに抑えるかがポイントとなる。

敵将はブラジル代表でワールドカップを制したルイス・フェリペ・スコラーリ。今年6月に就任して以降、着実にチーム作りを進めており、G大阪の弱点を老獪に突いてくる展開が予想される。

とはいえ、G大阪にも好材料はある。ACL準決勝で広州恒大に敗れた柏(第1戦1-3、第2戦1-1の2戦合計2-4で柏が敗退)を、26日のリーグ戦 で3-1と一蹴。右MFに入る阿部が2ゴールと調子を上げ、エースの宇佐美も1ゴールと、今季中盤から採用する4-2-3-1の機能性が高まってきた。広 州恒大戦でも同様のシステムが予想されるなか、2列目のパフォーマンスが注目される。

エースの宇佐美は、累積警告で準々決勝第2戦を欠場している分、準決勝に対する想いは並々ならぬものがある。「(柏戦から)1週間、開かないほうが身体 は切れているのかなと思う。これまで中2日や中3日に慣れていたので、良い状態で広州恒大戦に挑めると思う」と意欲を燃やす。

■G大阪のACL戦績(グループF・1位突破)※名前横の数字は得点数
GL1 広州富力 H 0-2/
GL2 城南FC A 0-2/
GL3 ブリーラム H 1-1/阿部
GL4 ブリーラム A 2-1/リンス、大森
GL5 広州富力 A 5-0/パトリック2、阿部2、宇佐美
GL6 城南FC H 2-1/宇佐美、リンス
R16・第1戦 FCソウル A 3-1/宇佐美2、米倉
R16・第2戦 FCソウル H 3-2/パトリック、倉田、リンス
準々決勝・第1戦 全北現代 A 0-0/
準々決勝・第2戦 全北現代 H 3-2/パトリック、倉田、米倉

■広州恒大のACL戦績(グループH・1位突破)※名前横の数字は得点数
GL1 FCソウル H 1-0/グラル
GL2 ウェスタン・シドニー A 3-2/グラル3
GL3 鹿島 H 4-3/グラル2、エウケソン、ジャオ・シュリ
GL4 鹿島 A 1-2/エウケソン
GL5 FCソウル A 0-0/
GL6 ウェスタン・シドニー H 0-2/
R16・第1戦 城南FC A 1-2/フアン・ボーウェン
R16・第2戦 城南FC H 2-0/グラル2
準々決勝・第1戦 柏 A 3-1/OG、パウリーニョ、ガオ・リン
準々決勝・第2戦 柏 H 1-1/フアン・ボーウェン

■ACL/今後の日程
ACL準決勝・第2戦
G大阪 -広州恒大
10月21日(水)/19:00/万博記念競技場

ACL決勝
第1戦:11月7日(土)
第2戦:11月21日(土)

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