17歳でJデビューG大阪のFW中村敬斗 オーストリア1部リンツに完全移籍

J1G大阪は11日、オーストリア2部FCジュニアーズに期限付き移籍していたFW中村敬斗(21)の期限付き移籍契約を同日付で解除し、同国1部リンツに完全移籍すると発表した。リンツも同日、中村の加入を発表。契約期間は2024年6月末までの3年契約。

千葉県出身の中村は三菱養和SCユースから2018年にG大阪入り。19年夏にオランダ1部トウェンテ、20年夏にベルギー1部シントトロイデン、21年冬にFCジュニアーズへそれぞれ期限付きで加入していた。昨季はベルギー1部で5試合1得点、オーストリア2部で9試合2得点。今季は3試合2得点を挙げていた。

中村はG大阪を通じて「この度、私はオーストリア1部のLASK LINZへ完全移籍をする事になりました。LASK LINZで活躍できるように、これからもさらに精進してまいります。

私は17歳でガンバ大阪に加入し、トップチームの宮本元監督からはプロの厳しさを、ガンバ大阪U-23の實好元監督と、森下元監督からは、自分らしさを失わずに自分を信じる事の大切さを教えていただきました。ヨーロッパで順風満帆にいかない時でも、私が自信を無くさずに不屈の精神でいられるのは、ガンバ大阪での経験があるからです。

私は17歳でJ1リーグ開幕戦デビューを果たしましたが、その後プロとして未熟だったため、J3リーグのベンチからやり直す事になりました。今の私はガンバ大阪でのこの経験が、自分はどんな事が起きても必ず這(は)い上がれるという自信につながっています。17歳、18歳という若さで、プロとしてガンバ大阪で経験した全てが私の財産です。私はガンバ大阪でプロになれた事を、大変誇りに思っています。ガンバ大阪のチームメイト、スタッフ、関係者、そして応援してくださっているサポーターの皆さん、デビューしてからこの期限付き移籍期間を含めての3年半、変わらず温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。

ガンバ大阪U-23の時に作っていただいた横断幕のキャッチコピー 『魅せろ 進化し続ける才能』この言葉を胸に、これからも目の前の一瞬一瞬を大切に歩んでいきます」とコメントした。

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