【プレビュー】G大阪と大分の鍵を握るのは両アタッカー。降格圏を脱出するための勝点3を手にするのは | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは、7月27日に延期されていた第3節の1試合が開催される。唯一のカードでは、降格圏に沈むガンバ大阪と大分トリニータがパナソニックスタジアム吹田で激突する。
17位のG大阪と19位の大分が相対する試合は、降格圏を脱出するためにも勝点3が欲しい一戦である。
G大阪は怒涛の連戦が続いている。AFCチャンピオンズリーグでの激闘以降、日本に帰ってからも過密日程が続くG大阪は、序盤戦で延期になった試合を現在消化している段階にいる。第21節のアビスパ福岡戦こそ勝利したが、前々節の鹿島アントラーズ戦、前節のヴィッセル神戸戦と連敗。以前よりゴール数こそ伸びているが、なかなか勝ち星を積み重ねることができていない。この状況を打破するためにも、今節は勝利を手にしたいところだ。
ただ、前述したように攻撃面ではコンビネーションが向上しつつある。連戦のローテーションを見る限り、今節の注目はFWウェリントン・シウバとFWパトリックのブラジル人アタッカー。特にパトリックは前節こそ得点を奪えなかったが、ここ5試合で5得点と好調。この得点感覚を大分戦でも見せることで、チームを勝利に導きたい。
一方の大分は、なかなか調子が上がってこない。リーグ戦直近5試合を見ても1勝1分3敗と負け越している。それでも期待したいのは、前節の浦和レッズ戦で勝利を飾っていること。MF町田也真人のゴールで逃げ切り勝点3を奪った大分は、今季ここまで連勝が一つもなく、次の試合はしっかり勝利することで後半戦に向けてより勢いをつけていきたいところだ。
逆に気になるのはアウェイで9連敗中であること。敵地での戦いではどうしても白星を奪えていないだけに、この悪い流れを断ち切りたいところである。キーマンはこの夏に加入したFW呉屋大翔。抜群の得点感覚を備えるストライカーは、移籍初戦で古巣相手に得点を奪えるか。チームとしても十分に休みを取ってからの試合だけに、アドバンテージを生かして優位に試合を進めたい。
互いの思惑のある中で勝点3を手にするのはどちらか。両者の激突は19時にキックオフ。