G大阪、日本勢唯一のACLグループステージ敗退…。パトリックの同点ゴールも終盤に勝ち越し弾献上で全北現代に敗戦

10年ぶりの日本勢全チームグループステージ突破はならず

ガンバ大阪は7月10日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ最終節で韓国の全北現代モータースFCと対戦。1-2で敗れ、グループステージ突破とはならなかった。

相手は、グループHですでに首位通過を決めている全北現代。勝点9で2位につけるG大阪が決勝トーナメントに進出するには、FからJまでの5グループの2位のうち、上位3チームに入る必要がある。

すでに日程を消化したG組の2位・浦項と、J組の2位・傑志はともに勝点11。G大阪は勝利すれば2チームを上回り、ネクストステージに駒を進めることができる大一番に臨んだ。

立ち上がりに全北現代にボールを保持されたG大阪は、開始6分にペナルティエリア内でキム・ヨングォンが相手を倒してしまいPKを献上。これをキッカーのグスタボに決められ、早々に痛恨の失点をしてしまう。

徐々に攻勢を強めたG大阪は、20分に高い位置でのセカンドボール回収から井手口陽介が右足を振り抜くも、シュートは枠の右に外れる。43分にはパトリックがドリブルで持ち上がり、敵陣深くからラストパスを送るが、これもDFに阻まれ得点に繋がらず。1点ビハインドで前半を折り返した。

後半に入ると前線でパトリックがフィジカルを活かして躍動。51分に宇佐美貴史のアーリークロスに合わせたヘディングシュートはわずかにゴール右に外れる。

その2分後、浮き球のパスに反応してペナルティエリア右に走り込んだパトリックが、角度のない位置から右足で強烈なシュートを放つ。これがネットに突き刺さり、貴重な同点ゴールを奪う。

勢いに乗ったG大阪はその後も主導権を握り、73分には宇佐美がロングボールを相手DFの裏で受けて惜しいシュートを放つ。79分にレアンドロペレイラがドリブル突破から左足を振り抜く。だがこれもポストに直撃するなど、2点目が遠い展開が続く。すると88分、逆にカウンターからマドウ・バロウに勝ち越し弾を決められてしまう。残りわずかの時間での反撃も実らず、タイムアップを迎えた。

この結果、G大阪の5年ぶりのACLはグループステージ敗退に。10年ぶりの日本勢全チームグループステージ突破は叶わなかった。

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