G大阪、今季初の連勝かかる30日・横浜FC戦へ 松波正信監督「まだ安心できない」

G大阪は29日、横浜FC戦(30日・パナスタ)に向けて前日練習を行い、松波正信監督、MF矢島慎也塚元大が取材に応じた。前節の徳島戦では、フォーメーションを今季初の3バックとなる3―6―1に変更し、2―1と8試合ぶりの勝利。中2日で最下位の相手をホームに迎えるが、松波監督は「まだ安心できる状況ではない。徳島戦でみせたような、気持ちのあるプレーをしなければいけない」と話した。

今季初の複数得点を奪った徳島戦。ボランチの矢島は、先制点のシーンに不振脱出の糸口を感じた様子だ。左サイドで組み立て、中央の自身も絡んで右サイドに展開し、小野瀬のクロスからパトリックが決めたゴールに「ゴロでああいうボールを入れてくれるのは、小野瀬の人と違った感性。みんなで取ったゴールというのはありました。この前は1トップ2シャドーがあそこ(中央)にいてくれたことで、(右サイドの)小野瀬が生きた。ああいうシーンを増やしたい」。これまで同サイドに人が集まることで、逆サイドの幅を使えないシーンが多かったが、徳島戦のゴールシーンではそのバランスが改善。同様の展開を数多く作り出すことで、さらなる得点増を目指す考えを示した。

また左ウイングバック(WB)でフル出場した塚元は「(周囲から)とられてもいいから、全部仕掛けていい、というように声をかけてくれて、プレーしやすい関係を作ってくれている。だからこそ、結果を出したい気持ちが強い」と明かした。松波監督も「前に行く推進力というか、ひとりで打開できる力は塚元にはあります。今コンディションがよくて、思い切ったプレーができると起用しています」と、本職ではなくWBに19歳を抜てきした理由を説明した。

やっと不振脱却の糸口をつかんだ中で、中2日とはいえ「疲労、コンディションを考えないといけないところもありますが、基本的には勝っていますし、少し悩むところ。総合力をみせないといけない」と松波監督。大きなメンバー変更はなく臨むことが予想される横浜FC戦で、今季初の連勝を狙う。

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