G大阪・松波監督就任3試合目で待望の初勝利「きっかけにはなったと思います」

「明治安田生命J1、G大阪2-1徳島」(27日、パナソニックスタジアム吹田)

G大阪・松波正信監督(46)が就任3試合目で待望の初勝利をつかんだ。「2試合勝てず、点も取れていなかった。選手たちも難しい心理状態だったと思うが、前向きに取り組んでくれた」と選手をたたえた。「これですべてが良くなるわけではないですが、きっかけにはなったと思います。いい勝利になりました」。順位もひとつ上げて18位となった。

前半27分、DF小野瀬のクロスをFWパトリックが合わせて先制。後半22分にDF三浦がPKを与えて同点とされたが、27分に宇佐美がボレーシュートを突き刺した。

決勝点を決めた宇佐美は「試合後みんなで、笑顔でシャワーを浴びて、家に帰れる。単なる1勝ではありますが、この1勝が僕たちには必要なものだったし、全員で達成できた。勝ち点3を取ることの難しさと気持ち良さを感じることができました」とホーム初勝利となる今季2勝目をかみしめた。

12試合でわずか3点しか奪えていなかったチームが今季初の複数得点で2勝目。就任2試合とも完封負けだった松波監督は負傷明けのDF金英権を今季初起用し、3バックに布陣を変更。終盤の徳島の猛攻に耐え抜く、粘り強い守備も見せた。

緊急事態宣言下のため無観客試合が続く。それでもホーム戦勝利の儀式「ガンバクラップ」を無人のゴール裏に向かって行った。金は「サポーターの応援は画面越しにも選手に伝わっている。選手とサポーターの力を合わせれば、今日のような勝利をつかむことができると思う」と巻き返しを誓った。

G大阪はこの徳島戦から横浜FC(30日・パナスタ)、湘南(6月2日・レモンS)と正念場の3連戦を迎える。降格圏脱出を目指す。

リンク元

Share Button