“レジェンド”宮本監督解任…G大阪・和田強化アカデミー担当コメント「補強は現時点で考えていない」
G大阪は14日、宮本恒靖監督(44)の契約解除を発表した。後任監督が決まるまでは当面、松波正信強化アカデミー部長(46)が監督を兼任。同日、小野忠史社長と和田昌裕強化アカデミー担当兼普及部長がメディア対応に応じた。以下、和田氏との一問一答
――今の選手たちを見て
「選手たちを見ていると消極的になっている。ボールを失わないのが宮本サッカーだが、逆にボールを大切にすることばかりにいってしまった。ボールを失ってはいけない、怖がったプレーに見える。勇気を持って出して欲しい。ゴールを目指さないといけない、そういう気持ちを前面に出すことでランニング増えたり、相手の裏にボールが出たりする。それが攻撃面で生かされると分析している。今の意識を変えていこうと。意識改革が一番大切かな、と」
――スタメンが固定できなかった弊害
「ケガやコロナ(クラスター)で2週間の活動停止もあった。コンディションの部分で選手個々がバラバラで、なかなかスタメンが固定できなかったのは、宮本さんが悩んだ一番のところと思う。11人のレギュラーを示すことで、そこから競争になり、選手交代や試合によって入れ替えたり、そういう風に示せれば良い。まず松波さんには11人を選んでもらうようにしたい」
――後任の人選。攻撃的サッカーにトライできるように?
「経験がある監督じゃないとダメ。ACLも戦う中で、理想はACLの指揮経験のある監督。外国籍選手も含めて、ウチは代表7人が在籍しているので、その選手に方向性を示せる人が良い」
――今後、右サイドの補強は
「現時点で考えていない。負傷で離脱している選手がようやく戻ってくる状況になってきた」。
――松波さんの仕事は全員でサポートか
「そこは私が全面サポートしていきます」