G大阪採点&寸評 広島に敗れ5戦勝ちなし 10戦終えてわずか1勝…
◆明治安田生命J1リーグ第20節 G大阪1―2広島(12日、パナスタ)
G大阪は広島に1―2と敗れ、5試合勝利なしとなった。CKから広島DF佐々木のヘッドで先制点を奪われたが、前半44分にFW一美が韓国代表MF朱世鐘のCKを頭で合わせて同点に。しかし後半20分、敵陣でのCKからカウンターを受けると自陣ゴール前まで運ばれ、広島の日本代表MF川辺に決勝ゴールを許した。後半33分には新加入のMFウェリントン・シウバを投入したが、流れの中からのチャンスは試合を通じて少なく、2連敗を喫した。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【4・5】今季10試合目で10パターン目のスタメン。いまだ今季の形が見えてこない。選手に自信を取り戻させるプランの提示が急務
GK東口順昭【5・5】35歳の誕生日に相変わらず好セーブ披露。試合終盤の超ロングシュートに、現状へのいら立ちがにじんだ
DF奥野耕平【5・5】本職ではない右サイドバックで守備に奮闘し、絶妙クロスも1本。攻守で及第点
DF三浦弦太【5・0】スピードある相手FWに必死に対応。主将としてチームに被カウンター時の守備意識高める働きかけを
DF昌子源【5・0】対人の強さはさすがだが、ひとりで守れるわけではない。ビルドアップは周囲とかみ合わないことも
DF黒川圭介【5・0】オーバーラップはチームの武器として敵にも警戒されて、脅威に。クロスの精度が課題
MF朱世鐘【5・5】不用意なミスもあったが、ファーへの伸びるCKで同点ゴールをアシスト
MF井手口陽介【5・5】得意のダブルボランチで奪取力発揮。攻撃面ではつなぎ役に徹するが、それ以上の怖さが出せず
MF倉田秋【5・5】敵の組織をこじ開けようと、あの手この手で仕掛けた。最後の精度が足りなかったのが惜しまれる
MF矢島慎也【5・0】随所で見せる技術の高さはあったが、個人で仕掛ける選手ではないだけに、周囲との距離が遠いと強い存在感は出せない
FW一美和成【6・0】G大阪でのJ1初ゴール。強さと柔らかさを備えたポストプレーで起点にもなり、持ち味は発揮していた
FWパトリック【5・0】佐々木と肉弾戦を繰り広げたが、得意分野で圧倒できず。佐々木は1ゴール、自身はFWとしてシュート1本無得点では悲しい
途中出場
MF山本悠樹【5・5】後半22分イン。テンポ生み、意外性あるドリブル突破もみせたが、ゴールにはつながらず
FWレアンドロ・ペレイラ【5・5】後半22分イン。古巣相手に今季初ゴール狙うも、得意なプレーはばれていた
FW宇佐美貴史【5・0】後半22分イン。足を振るシーン作り出せず、得点の気配を出せなかった
MFウェリントン・シウバ【5・5】後半33分イン。Jリーグデビュー。相手の逆を取って入れ替わるドリブル披露し、能力の片りんはみせた
MF塚元大【―】後半43分イン。時間短く採点なしも、仕掛ける意識は感じさせた