G大阪5戦勝ちなし18位…新加入ウェリントンが指摘「正直、みんなが自信を少し失っているのかな」

◆明治安田生命J1リーグ第20節 G大阪1―2広島(12日、パナスタ)

G大阪が連敗で5戦勝ちなしの泥沼にはまった。1―1の後半20分。敵陣でのCKからカウンターを受け、勝ち越しゴールを許した。後半33分に新加入のMFウェリントン・シウバを投入し、同44分には昨季まで広島でプレーしたFWレアンドロ・ペレイラが右足でミドルシュートを狙ったが、ブロックにあいゴールは割れず。無観客のスタジアムに、悔しがるブラジル人FWの叫びがむなしく響いた。

前半44分、CKからFW一美が決めたゴールがチームの今季3点目。複数得点は1試合もない深刻な得点力不足に、宮本恒靖監督(44)は「やはり最後、(ラストパスなど)仕上げの手前のプレーは改善しなければいけない」と語る。点を取りたいという焦りはいら立ちを生み、チャンスで落ち着きを欠く悪循環に陥っている。

新型コロナの集団感染による出遅れがあったとはいえ、10試合を終えてわずか1勝。18位と降格圏に沈むチームに、この日でJデビューのウェリントンは「正直、みんなが自信を少し失っているのかなと感じます」と明かした。4クラブがJ2に降格する今季。一刻も早く負のスパイラルから抜け出さなければ、今後はさらなる焦りと重圧に縛られることになる。

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