【J1採点&寸評】名古屋2-0G大阪|代表クラスのDFを翻弄!1G1Aの五輪候補アタッカーを最高評価

名古屋――相手の高さへの対策で起用された木本が期待に応える

[J1リーグ11節]名古屋2-0G大阪/4月22日/豊田

【チーム採点・寸評】

名古屋 6.5

名古屋のスタンダードを示すような盤石の勝利。相手の狙いを試合開始直前まで探り、狙っていた形で先制、加点した流れは見事だった。後半のコントロールも実に名古屋らしい手堅さ。

名古屋――前節の敗戦もやるべきことは変わらず

G大阪――代表経験者を揃える守備陣も持ちこたえられず

【チーム採点・寸評】

G大阪 5.5

攻守に漂う曖昧さが敗因となった印象が強い。攻撃では純粋なCF2枚を活用する感覚が徐々に失われ、攻撃的なサイドバックの裏を突かれて失点を重ねた。

【G大阪|採点・寸評】

GK

1 東口順昭 5.5

安定したゴール前の整備力とキックの精度、落ち着きは流石の一言。失点の場面に大きなミスはなく、2失点目も対応は難しい。コーチングの正確さで味方を鼓舞し続けた。

DF

3 昌子 源 5.5

押し込んだ時にボランチ的な役割を受け持つがあまり、出しどころに困っていた感も。1対1の対応は力強く、判断も的確だったが、それが守備全体の堅さにはつながらなかった。

5 三浦弦太 5

先制点の場面では自ら相馬の対応に出ていき、アシストのクロスを許したのは反省点。2失点目は完璧にかわされてしまった。フィードに鋭さはあったがもっと徹底しても良かったか。

MF

8 小野瀬康介 5.5(73分OUT)

右サイドバックで出場し、対面のアタッカーとの1対1には力を見せたが、攻撃面ではなかなかボールは届かず。後半は防戦一方の中で存在感は薄まる一方だった。

10 倉田 秋 5.5

本来の運動量は鳴りを潜め、ボールタッチの機会もやや少なめ。サイドバックを押し上げるタメを作りたかったが、激しいディフェンスに押し出された。

14 福田湧矢 6(73分OUT)

左サイドバックとしてマテウスと丁々発止の1対1を見せ、一歩も譲らなかった。後半は交代策の中で右に移り、前への推進力は見せたが決定的な仕事はできず。

15 井手口陽介 5(HT OUT)

分厚い名古屋の守備ブロックを突き崩したかったが、スペースのなさに仕事はなかなかはかどらず。序盤の縦への展開の中でもっと前に出ていればという印象があったが、後半に挽回のチャンスは与えられず。

29 山本悠樹 5.5

得意のゲームメイクで違いを出したかったところが、低い位置でのプレーが多く、怖いプレーを見せられなかった。後半になって前に出る回数が増え、仕事をし始めたことを思えば、やはりポジションを上げてプレーしたかった。

G大阪――序盤の狙いを采配で後押ししたかったが…

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