G大阪、ホーム開幕戦で白星ならず…福岡とゴールレスドローで無得点未勝利続く【明治安田J1第8節】
明治安田生命J1リーグ第8節、ガンバ大阪vsアビスパ福岡が7日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、0-0の引き分けに終わった。
チーム内で新型コロナウイルスクラスター発生したため、3月に予定されていたリーグ戦6試合の延期を余儀なくされたG大阪。35日ぶりのリーグ戦となった前節のサンフレッチェ広島戦はゴールレスドローとなり、初勝利はお預けとなった。ホーム開幕戦となる今節は、広島戦からスタメンを5人変更して臨んだ。
対する福岡は、ここまで2勝2分け3敗で暫定10位に位置。前節の北海道コンサドーレ札幌戦は、今季初出場の奈良がゴールを決めたものの、1-2で敗れた。その後、福岡ではトップチームの2選手がコロナ感染が伝えられた中、こちらはスタメンを6名と大幅に変更。5試合ぶりスタメンのフアンマや輪湖、石津が先発に起用された。
ボールを保持するのはG大阪。序盤から6割超えのポゼッションをキープしながら福岡ゴールに迫っていく。11分にFKのこぼれ球を拾った井手口がボックス左からシュート。至近距離からのシュートだったが、GKにシュートコースを塞がれゴールならず。
その2分後には前半最大の決定機が訪れる。自陣右サイドから縦にミドルレンジのパスを出すと、このボールの処理を誤った宮からレアンドロ・ペレイラがボールを奪取。そのままゴール前まで侵入し、GKも躱しにかかったが、GK村上の伸ばした腕にボールが当たり、コントロールを失ってしまった。
一方、福岡も15分に左サイドからフアンマにチャンス。ボールを持ってボックス左まで攻め込むも、ここはG大阪の守備に軍配が上がった。
ハーフタイムにかけては、福岡は右サイドから上がったグラウンダーのクロスに渡が飛び込んだが、わずかに合わず。G大阪は味方のパスからボックス左へ侵攻した宇佐美がシュートを放つなど、互いにゴールに迫ったが、ゴールレスで試合を折り返すことに。
後半立ち上がりの49分に、福岡は渡の右ポストをかすめるシュートで先制パンチ。渡はさらに、63分に右サイドの湯澤から上がったピンポイントクロスを、ボックス中央でフリーで合わせたが、渾身のヘディングシュートは惜しくも枠の右に逸れてしまった。
その後は互いに決定機がないまま試合は推移。福岡は81分に途中出場のエミル・サロモンソンと志知が繋いだボールを前がミドルシュートでゴールを狙うも、三浦の頭に直撃。三浦がピッチに倒れ込んだが、大事には至らず試合を続行する。
G大阪は82分にレアンドロ・ペレイラに代えてパトリックを投入すると、後半アディショナルタイムに決定機。同じく途中出場のチアゴ・アウベスが右サイドから左足で上げたクロスにパトリックがダイビングヘッド。G大阪にとってこの試合最大のチャンスだったが、惜しくも枠の左へ外れてタイムアップ。0-0の引き分けに終わり、G大阪の初白星はまたもお預けとなった。
ガンバ大阪 0-0 アビスパ福岡