活動停止明けたG大阪が今季初勝ち点! 35日ぶり公式戦、連勝中の広島をシャットアウト

[4.3 J1第7節 広島0-0G大阪 Eスタ]

J1リーグは3日、第7節を各地で行い、ガンバ大阪がサンフレッチェ広島と対戦した。約1か月間の活動停止から明けたG大阪は再開後初の公式戦。2連勝中で今季無敗の相手に守備陣が自慢の堅守を見せ、スコアレスドローで今季初の勝ち点1を手にした。

G大阪は3月上旬から続いた新型コロナウイルスの集団感染により6試合が中止となり、2月27日に行われたJ1開幕節・神戸戦(●0-1)以来の公式戦。DF高尾瑠、MF倉田秋、FWチアゴ・アウベスが今季初先発を果たした。対する広島はA代表活動中に負傷したDF佐々木翔がベンチ外。3月25日の韓国戦でA代表デビューを果たしたMF川辺駿は先発に入った。

広島はこの一戦からMF青山敏弘をアンカーに置いた4-3-3のシステムを採用。一方のG大阪は4-4-2で臨んだ。序盤は拮抗した立ち上がりを迎えたが、最初にチャンスを迎えたのは広島。前半8分、左のハーフスペースで相手を剥がしたMF森島司が右に展開し、後方から走り込んだ川辺がシュートを放ったが、DF藤春廣輝にカバーされた。

対するG大阪は前半23分、右からのT・アウベスのコーナーキックをニアで倉田がそらし、これが青山の手に直撃。いったんプレーが流された後、VARからの助言を受けた佐藤隆治主審がおンフィールドレビューを行った。しかし、佐藤主審は映像を見た後、「取りません」と伝えてピッチへ。判定は覆らず、PKは与えられなかった。

広島は前半43分、森島の左コーナーキックがDF昌子源に当たってペナルティエリア内にこぼれ、これを拾ったDF今津佑太がシュート。ところがこれはGK東口順昭のファインセーブに遭うと、跳ね返りからのFWドウグラス・ヴィエイラのシュートは昌子にブロックされ、先制点につなげることはできなかった。

後半はG大阪の出足がやや落ちてきたなか、広島がボールを保持する時間が続く。しかし、G大阪も昌子とDF三浦弦太のセンターバックコンビが絶大の安定感を見せ、危険な位置にはほとんど入らせない。終盤には途中出場のFW宇佐美貴史、FWレアンドロ・ペレイラ、韓国代表MFチュ・セジョンらが躍動感を見せ、再び主導権を奪取。ゴールを奪うことはできなかったが、スコアレスドローで今季初の勝ち点を獲得した。

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