【J1展望】2ndステージ・11節|松本-G大阪|ACL4強のG大阪の攻撃力に、松本がどこまで耐えられるか SOCCER DIGEST Web 9月19日(土)19時13分配信

松本――堅牢な守備からのキム・ボギョンの仕掛けに期待。

J1リーグ2ndステージ・11節
松本山雅FC - G大阪
9月20日(日)/14:00/松本平広域公園総合球技場

松本山雅FC
2ndステージ成績(9節終了時):17位 勝点7 2勝1分6敗 7得点・18失点
年間成績(26試合終了時):16位 勝点22 6勝4分16敗 24得点・44失点

【最新チーム事情】
●前節・湘南戦は喜山を初めて3バックの一角で起用し、一定の成果を収めた。
●電撃加入したキム・ボギョンはインサイドハーフで先発濃厚。攻撃面で期待が掛かる。
●ウィリアンが13日の練習試合で故障した模様。

【担当記者の視点】
新加入キム・ボギョンがインサイドハーフを務め、喜山を3バックの一角に起用し、安藤を左ウイングバックにコンバート。ビルドアップの面で効果が期待されるマイナーチェンジを施し、格上相手からの勝点奪取を誓う。

前節の湘南戦でようやく連敗が止まり、チーム状態は決して悪くない。パスワークに優れ、前線の破壊力を備えるG大阪に対しては、耐える時間が長くなりそうだ。堅牢なブロックを形成し、手数をかけないカウンターを狙うのが得策だろう。

注目はキム・ボギョン。打開力に優れる期待のアタッカーは、個の力で好機を演出できる。DFを引きつけられれば、工藤やオビナがフリーになる。周囲との連係面ではまだまだ物足りないが、果敢な仕掛けでチームを勝利に導きたい。

G大阪――パトリックと倉田の好連係は収穫。状態の良い宇佐美が爆発するか。

J1リーグ2ndステージ・11節
松本山雅FC - G大阪
9月20日(日)/14:00/松本平広域公園総合球技場

ガンバ大阪
2ndステージ成績(10節終了時):5位 勝点18 5勝3分2敗 16得点・13失点
年間成績(27試合終了時):4位 勝点50 14勝8分5敗 40得点・26失点

【最新チーム事情】
●ACL準々決勝で全北現代に競り勝ち、ベスト4進出。
●全北現代戦は出場停止だった宇佐美、途中出場で決勝ゴールの米倉は先発濃厚。
●岩下は全北現代戦の負傷で欠場見込み。金が代役として先発か。
●遠藤はJ1通算100得点まであと2ゴール。

【担当記者の視点】
9月16日のACL準々決勝第2戦を3-2と制し、劇的な形でアジアベスト4進出を決めた。その一戦で出場停止だった宇佐美、途中出場&決勝ゴールの米倉は、ともに松本戦で先発が濃厚。一方、CBの岩下は全北現代戦で負傷し、代役として金が先発しそうだ。

全北現代戦の収穫は、1トップのパトリック、トップ下の倉田が揃ってゴールを決めたこと。縦関係の連係が深まりつつあり、互いの動きもスムーズになってきた。ふたりのコンビネーションは、松本にとって大きな脅威となるだろう。

最もコンディションが良いのは、ACLを休んだエースの宇佐美だろう。前節の鹿島戦で2ゴールと活躍し、18ゴールで得点ランクトップに立つ。5試合ぶ りのゴールで弾みをつけており、左MFでのプレーも板に付いて来た。エースの一撃が早い時間帯に決まれば、間違いなく主導権はG大阪が握れるはずだ。

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