G大阪・宮本監督“みなし開催”についても言及 強行日程も「それをこなしていく」
新型コロナウイルス感染症のクラスターにより、今月9日から活動休止となっていたJ1G大阪が23日、トップチームの活動を再開した。練習後、宮本恒靖監督(44)と主将のDF三浦弦太(26)がオンライン取材に応じた。G大阪の次戦は4月3日の広島戦(Eスタ)となる。
2週間の活動休止を経て活動再開。午前中に行われた2時間弱の練習には、現時点で陰性が確認されていないメンバーと負傷者を除いた選手が参加した。宮本監督は「選手は難しい時間を過ごした中で2週間ぶりにお互いの顔を見て喜びを感じる様子も見受けられた。みんなとトレーニングできてコーチ陣も含め、良い一日になりました」と語った。
G大阪では今月2日以降、選手6人、スタッフ2人の計8人が陽性判定を受け、9日から約2週間の活動休止に入った。リーグ戦も3日の名古屋戦(豊田ス)から6試合連続で中止となっている。代替開催ができなければ今季導入の「みなし開催」で中止の帰責性のあるチームは0-3の敗戦となる。
「もちろん全日程を戦えるということを前提として準備していきたい」と宮本監督。みなし開催については「Jリーグ側でしっかりと日程を再考してくれていると聞いています」と現時点での状況を説明する。
今後は過密日程が避けられない。現に計6試合の中止を決定した10日にオンライン会見した小野社長は中1日の強行日程でも戦う覚悟も示していた。宮本監督は「仮定の話はあまりするべきではない」と断りながら次のように続けた。
「現場としてはそういった試合の日程が組まれたとしても、それをこなしていく。そういった準備をしていくと捉えています。自分たちでコントロールできる部分に関して注力していこうと」と話した。
今季まだ勝ち点0。順調に試合を進めている上位陣とは大きな勝ち点差が生じている。それでも前を向き、G大阪が再スタートを切る。