G大阪三浦主将「焦りより頑張ろうと」一問一答

ガンバ大阪の主将DF三浦弦太(26)が23日、オンラインで取材対応した。新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生による2週間のチーム活動休止期間を経て、この日から全体練習を再開。全体練習は8日以来で、2時間近く行った。公式戦は約1カ月遠ざかっている。主な一問一答は次の通り。

-久々に全体練習をした

三浦 やはり、こうしてみんなでサッカーができる喜びをより一層に感じられた。他チームが試合をやっていて、DAZN(ダゾーン)で試合を見る中、うずうずしていた。G大阪の中止になった試合の日程が決まっていないが、それを楽しみに練習も楽しんでいた。

-6試合中止となった焦りは

三浦 他チームがどんどん勝ち点を積み上げていくので、そこの差は大きいと思うが、元気で試合ができるのであれば、過密日程にはなるがそこは負けないように。焦りよりは、再開されれば頑張ろうという気持ちだった。

-実際に練習をして

三浦 まだ本格的な試合(練習)はやっていないが、やれることを個人でもやっていた。いざ試合にならないと分からないことが多いが、自分が思ってたよりも動けた。(この2週間は)自主トレの部分が多く、リモートで家で練習したりしていた。球を蹴るのは難しかったが、1人でできる練習をしていた。今日1日では試合勘とか分からないが、普通に気持ち良くやれた。全員がそういう状態と思う。

-コロナが出たことでチームの変化は

三浦 (感染者が)出てから控室を分けて使ったり、マスクを徹底し、シャワーの使い方など保健所から指導を受けたことを徹底している。今までもみんな徹底していたが、いつどこで感染するか分からないと感じた。今後も引き続き、気をつけていかないといけない。

-今後の日程に向け

三浦 過密日程にはなるが、チーム総力戦で戦っていく必要がある。昨年同様、全員がかかわって、いい準備をしていければいい。 -仲間に伝えたこと 三浦 今日は特にないが、選手同士のミーティングは(活動)中断が決まる前にやったり、グループ分けしてズームで自宅で練習もしていた。リモートで練習する中で再開すればと意思疎通していた。中断になったことは仕方ないので、今後中断しないように全員が対策を徹底する。試合が延期になるのか中止になるのは結構、G大阪には大きいので、再開されればタイトル獲得の目標は変わっていないので、再開すれば全員でいい準備をしていこうと思っている。

-三浦選手がこの2週間やっていたのは

三浦 体幹、筋トレくらい。走るのは難しかった。家のスペースを使ってやれることをやった。個人、チームの状態や、試合勘を戻すのが大事なので1試合1試合、意思疎通を図って戻していきたい。

-6試合中止がシーズン序盤だったのは、まだ巻き返しの余地がありそう

三浦 タイミングとしては日程を振り替えやすいのではと思う。(川崎フロンターレや名古屋グランパスの快進撃など)他チームの勝ち点を見て臨むというのは新しい感覚。こうなってしまったことは受け入れて、再開した時に少しでもいい状態で、と宮本監督も話していた。そういう意識で取り組めていた。

新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したG大阪では、8日の時点で陽性判定者が計8人(選手6人、スタッフ2人)出るなど9日からチーム活動を休止。3月のJ1リーグ戦全6試合が中止となっていた。活動再開後、最初の試合は4月3日サンフレッチェ広島戦(Eスタ)になる予定。

中止になった6試合は今後、代替日に開催する方向だが、開催が不可能だった場合は、試合を行ったとみなす「みなし開催」で、G大阪が「0-3で敗戦」となる可能性が高い。

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