3失点もビッグセーブ連発のG大阪GK東口順昭「体が動いていた」
[2.20 富士ゼロックススーパー杯 川崎F 3-2 G大阪 埼玉] 3失点を喫した。そして、チームは敗れた。しかし、ガンバ大阪GK東口順昭はゴール前に立ちはだかり、序盤からビッグセーブを連発した。
いきなりゴールを脅かされた。前半3分、FWレアンドロ・ダミアンのシュートのこぼれ球に反応したFW三笘薫の強烈なシュートを浴びるも両手できっちりブロック。さらに同9分にはMF田中碧のCKからMFジョアン・シミッチがドンピシャのタイミングで放ったヘディングシュートに触れ、ゴールラインを割らせることはなかった。
前半29分、そして3分後の同32分に三笘にネットを揺らされ、リードを2点奪われた。しかし、後半15分にMF矢島慎也、同22分にFWパトリックが決めて一時は同点に追い付く粘りを見せる。
「押し込まれる中で2失点して、相手のペースになったところもあるけど、そこから2点返して、どっちか分からない試合に持っていけたのは、積み上げてきたものの自信になる」
2-2のまま後半アディショナルタイムを迎えると、再び危機にさらされるが、CKから放ったDF谷口彰悟のヘディングシュートを東口がビッグセーブ。このままPK戦に突入するかと思われたが、90+6分にFW小林悠に決勝点となるゴールを献上し、2-3で敗れた。
3失点はしたが、好セーブを何度も披露した。「体が動いていたし、シュートストップの部分では、危ないシーンも何とか防げたところがある」と振り返りつつも、「1失点したあとにすぐに2点目を取られないように、オーガナイズすることもチームとして必要。最後勝ち切れなかったのは改善しないといけない」と課題を挙げた。