【G大阪】新体制で攻撃的スタイルへの回帰を宣言 宮本恒靖監督「もっと攻撃したい」

G大阪は18日、大阪・吹田市内の練習場で今季初練習を行い、その後オンラインで新体制発表を行った。クラブ創立30周年の今季に向けた目標を、宮本恒靖監督(43)は「昨年は(リーグ、天皇杯ともに)2位にはなりましたけど、もっとやらなければいけない。タイトルにチャレンジできるシーズンにしたい」と話した。

昨季は粘守を武器にシーズンを戦ったが、指揮官は「昨年つくった守備のベースを生かしながら、もっと攻撃したい」と攻撃的なスタイルの構築を宣言。「去年は少しダイレクトにゴールを目指すサッカーを強調した期間があった。それが強みを最大限生かすところだった。去年も最初はトライしたが、自分たちでボールを動かし、相手陣内に入っていく。そこで得点につなげていく、というところはやりたい」と、ボール保持して主導権を握るサッカーに再挑戦する考えを示した。

レンタル復帰組を除き、新加入選手として紹介されたのは2人。2年に及ぶラブコールが実って加入した韓国代表MF朱世鐘(チュ・セジョン=30)は、来日後の隔離期間中で、この日は動画でコメント。「MFですのでパスやゲームコントロールに自信があるが、最も自信があるのはキック」と特徴をアピールし、宮本監督も「攻撃を活性化してほしい」と期待を寄せた。

また、明治大から新加入のDF佐藤瑶大(ようた=22)は「競争は激しいですが、必ずスタメンを取りたいと思います」ときっぱり。空中戦が武器のセンターバックは、G大阪を選んだ理由を「なるべく競争の激しいところにいって自分を高めたかった」と語り、目標とするDF昌子ら日韓代表クラスとのポジション争いに挑む強い覚悟を示した。

さらに、宮本監督は「過密日程の中でACLもある。攻撃的な選手の補強はリクエストしています」と追加の補強を示唆。ここまでの補強で決まっているのは、新加入の2人、レンタルから復帰のFW一美、GK林。すでに獲得が決定的となっているFWレアンドロ・ペレイラ(29)に加え、攻撃的なポジションに新たな補強が行われる可能性が出てきた。

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