G大阪 ストライカー専任コーチ来季新設へ 大黒将志らに就任打診
G大阪が「ストライカー専任コーチ」の新ポストを来季設立する方針であることが8日、分かった。アカデミー中心に指導する予定で、OBの元日本代表FW大黒将志(40)や同FW播戸竜二氏(41)に就任を打診しているという。
ことし8月に元オランダ代表FWファンペルシーがフェイエノールトのFWコーチに就任。ゴール前でのポジショニングやクロスへの入り方、駆け引きなど、海外ではFWのポジションはGK同様の専門職として認識され、専任コーチの存在は珍しくない。JFA主催で12月に「ストライカーキャンプ」も実施されたが、Jクラブとしては異例の試みだ。関係者によるとジュニアユースやユース所属のFW選手が一堂に会し、特別レッスンを受ける可能性もある。
大黒は今季途中にJ2栃木と契約解除し、その後は所属クラブなし。研究熱心で知られ、将来的な指導者を目指している。MF堂安律(22=ビーレフェルト)やMF井手口陽介(24)ら多くのアカデミー出身者を輩出しているクラブだが、ゴールに特化した選手は大黒以来出現していない。
G大阪は今季からアカデミーの改革に着手しており、新たなチャレンジとして世界で通用するストライカーの育成を目指す。