G大阪・宮本監督 小野ら離脱も若手台頭を期待「次は自分が…となって欲しい」
あす敵地・柏戦を控えるG大阪は8日、吹田市内で最終調整を行った。勝てば2連勝で4位浮上まで可能性がある1戦。宮本恒靖監督(43)は勝利とともに、若手のさらなる成長に期待を寄せた。
「ユウジのケガはチームにとって大きな痛手。でも若い選手が“次は自分が…”というふうになって欲しい」
2日の練習で今季リーグ11試合出場のMF小野裕二(27)が左膝半月板を損傷。全治8カ月と診断された。さらにMF矢島慎也も足首を痛めて前節・仙台戦を欠場。中盤に負傷者が相次ぐ中、“代役”としてプロ初スタメンした大卒新人のMF山本悠樹(22)は1得点を含む2ゴールに絡んだ。さらに3点リードの終了間際にはユースから昇格したMF川崎修平(19)もJ1デビュー。指揮官は山本については「攻撃よりも守備で良さ出た」とたくましくなってきたことを強調し、川崎については「また見てみたいと思うプレーだった」と高く評価した。
指揮官は山本や川崎だけではなく「他の若い選手にも期待している」と相乗効果が生まれることも望んでいる。小野は長期離脱、矢島の柏戦出場も微妙な状況。MF倉田秋(31)や大黒柱のMF遠藤保仁(40)らベテランも健在だが、優勝を目指す上では勢いのある若手の出現は不可欠だ。