「J1プレビュー」柏―G大阪 “スクランブル”柏守備陣をG大阪攻撃陣が襲う!

J1リーグ第15節  柏レイソル―ガンバ大阪
9月9日(水)|19:00 三協フロンテア柏スタジアム

前節、ともに勝利を掴んだ柏とG大阪だが、お互いに内容では喜べない部分もあった。

柏は、センターバックが次々と負傷して枚数が足りず、通常の4バックをあきらめて3バックを採用している。その状態でさらに、GK中村航輔が前節途中で負傷退場。GK滝本が緊急出場する事態となった。

一方、G大阪は4-1で点数的には勝ったものの、仙台にボールを保持され、チャンスを作られるなど、攻撃的な姿勢を完全に示すことはできなかった。2月16日のルヴァンカップのグループリーグ第1戦では完封負けを喫した相手に、リベンジを果たしたい。

■柏レイソル

5位  勝ち点23  7勝5敗2分  得点28、失点22、得失点差6
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A清水   2-1
○AC大阪  3-0
●H鹿島   2-3
△A大分   0-0
○A神戸   3-2

【通算対戦成績】
通算   50試合・28勝3分19負
ホーム  25試合・15勝2分 8負
アウェイ 25試合・13勝1分11負

【直近対戦成績】
2020年 2月16日ルヴァン予選(1) A1○0
2018年12月 1日 J1第34節   H4○2
2018年 3月18日 J1第 4節   A2△2
2017年 9月20日 天皇杯4回戦 A3○2
2017年 8月19日 J1第23節   A1○0

【今節のみどころ】
守備陣が非常に危うい。負傷者が相次ぎ、センターバックだけで4人も離脱している状況だ。そのうえ、GK中村航輔まで前節の途中で負傷退場してしまった。詳細はまだ分からないが、筋肉系の負傷のため、復帰まで時間がかかりそうな状況だ。

とはいえ、前節はエースFWオルンガを休ませながらも、2-1で勝利。FW呉屋大翔、MF江坂任が揃って公式戦2戦連続得点と、攻撃陣は好調。システムを変えた2戦で2勝と、ディフェンスの枚数による不具合もない。

今節、オルンガが復帰する可能性が高いが、好調な2人をそのまま引き続き使う可能性も高い。守備陣の不安は、攻撃陣が埋める構えだ。

■ガンバ大阪

6位  勝ち点23 7勝4敗2分  得点21、失点17、得失点差4
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A仙台   4-1
●HF東京  1-3
△A鹿島   1-1
●H浦和   1-3
○A湘南   2-1

【通算対戦成績】
通算   50試合・19勝3分28負
ホーム  25試合・11勝1分13負
アウェイ 25試合・ 8勝2分15負
【直近対戦成績】
2020年 2月16日ルヴァン予選(1) H0●1
2018年12月 1日 J1第34節   A2●4
2018年 3月18日 J1第 4節   H2△2
2017年 9月20日 天皇杯4回戦 H2●3
2017年 8月19日 J1第23節   H0●1

【今節のみどころ】
前節は仙台相手に4-1で勝利したものの、PKやチャンスを与えたりと内容面では懸念要素もあった。とはいえ、J1初先発となったルーキーMF山本悠樹が得点を挙げるなど、収穫も大きかった。
現在、MF小野裕二が負傷して全治8か月を要するほか、アンカーとして先発を続けていたMF矢島慎也も戦列を離れ、今節も欠場する見込みだ。

そのため、山本が引き続き出場するなど、前節と同じスターティングメンバーになりそう。

ルヴァンカップ柏戦は負けたものの、54分にMF遠藤保仁を入れてから内容が一気に良くなったという経緯がある。また、宮本恒靖監督は仙台戦の終了間際に途中出場した川崎修平を“もっと見たい”と話していることから、柏戦で膠着状態となった際、遠藤と川崎を投入して流れを手繰り寄せるはずだ。

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