【G大阪】MF倉田秋、約半年ぶり得点「たまっているものあった」技あり弾
◆明治安田生命J1リーグ第14節 仙台1―4G大阪(5日・ユアテックスタジアム)
G大阪MF倉田秋(31)が、今季開幕の2月23日・横浜M戦以来、約半年ぶりとなるゴールで勝利に貢献した。
試合は仙台に先制を許したが、前半8分に初先発のルーキーMF山本、同15分にFWアデミウソンのゴールで勝ち越し。後半は仙台に押し返される展開となったが、同28分に倉田が右足で技ありのコントロールショットを決めて突き放した。同40分にはこの日守備で効果的なボール奪取を繰り返していたMF井手口が、ダメ押しの4点目を奪った。
12試合ぶりのゴールを「たまっているものがあったので、それがゴールで解消されました」と振り返った倉田。昨季までは不動のレギュラーだったが、今季はMF小野(この日はベンチ外)との併用が続き、先発はリーグ戦6試合目。出場時間が減る中で、毎試合出場していた昨季までに近い「リズムをつくるために」、全体練習の後にも高強度のトレーニングを積んできたという。
この日は山本が「秋君が気にかけてくれてありがたかった」と語ったように、試合中も声をかけ続けてルーキーをサポート。チームの勝利にさまざまな角度から貢献したが「これを続けないとG大阪はライバルがいっぱいいるので、またベンチに戻ることになる」と気持ちを引き締めた倉田。自身の活躍にも浮かれることなく、すでに次節に向けて気持ちを切り替えていた。