【G大阪】宇佐美が「負けるべくして負けた」と問題提起したF東京戦。採点&寸評

◆明治安田生命J1リーグ第13節 G大阪1―3F東京(29日、パナソニックスタジアム吹田)

G大阪はFW宇佐美の6試合ぶりゴールも実らず、今季初の3戦勝ちなしで8位に転落した。立ち上がりにDFラインでのパスミスが重なり失点したが、前半43分に宇佐美が今季3点目となるミドルを決めて同点に。しかし後半にはPKと、DF藤春の不用意なパスミスから浴びたカウンターを決められ、今季2度目の3失点。宇佐美は「ミスが多い。負けるべくして負けた。全員がこの敗戦をしっかり受け止めないと、上位に食い込むことは不可能」と、自滅と言えるミスからの失点が続くチームを変えようと、珍しく厳しい言葉で問題提起していた。

以下は採点&寸評

宮本恒靖監督【4・5】ミス絡みの失点、2点目が取れない、攻守でわずかな掛け違えが続く。ここからどう立て直すか、正念場だ

GK東口順昭【5・0】判定へのいら立ち募る屈辱の3失点。PKは読みがあっていただけに残念

DF三浦弦太【4・5】1失点目につながったバックパスは痛恨。永井のスピードにさらされたとはいえ、先に触っただけに…

DF昌子源【5・0】パスミスが失点の起点に。敵FWへの圧力はさすがのひと言だが、これでは乗り切れないか

DF金英権【5・5】球際の強さ、的確な読みとハイレベルなプレーを披露していたが、不運なハンドでPK献上

MF高尾瑠【5・0】サイドの上下動だけでなく、中にも進出。最後の質がわずかに足りず

MF小野瀬康介【5・5】インサイドハーフで先発し、よりゴールに近い位置で脅威に。複数ポジションこなしても、持ち味は出すあたりはさすが

MF藤春広輝【4・5】狙い通りのゴールはオフサイド判定で取り消され、痛恨のパスミスが3失点目に直結。厄日だった

MF矢島慎也【5・0】

インサイドハーフでミスなくつなぎ役に。しかし後半チームのリズムが悪くなる時間帯に、存在感が希薄になる課題は解決できず

MF井手口陽介【5・5】広範囲にわたる守備、宇佐美のゴールにつながった縦パスと持ち味は発揮。アンカーとして攻守に周囲を動かすプレーには課題か

FW宇佐美貴史【6・0】得意のミドルで1得点。相手の逆を取るターンなどさすがのプレー。ただ攻撃の全権握るエースならば、後半の決定機は決めなければと思うのは酷だろうか

FWアデミウソン【5・0】宇佐美へのアシストで一仕事。しかしあと一人かわせば、という場面で引っ掛かるシーンが多かった

途中出場

MF倉田秋【5・0】後半13分イン。止まり始めたチームの足を補ったが、決定的な仕事とまではいかず

FW渡辺千真【5・0】後半13分イン。クロスを頭で合わせた決定機はタイミング完璧だったが、GKの好セーブに阻まれた

FWパトリック【―】後半35分イン。高さで存在感も、時間短く採点なし

MF小野裕二【―】後半35分イン。交代直後に3失点目。時間短く採点なし

MF福田湧矢【―】後半38分イン。時間短く採点なし

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