【J1プレビュー】G大阪―浦和「完全互角」の両者が激突する!
J1リーグ第11節 ガンバ大阪―浦和レッズ
8月19日(水)|19:00 パナソニックスタジアム吹田
上位定着のために、両チームにとって欠かせない試合となりそうだ。
1試合未消化ながら勝点19で3位のガンバ大阪は、直近のリーグ5試合で4勝1敗と好調。守備が安定しており、接戦をモノにしている。昨年から主軸として活躍しているMF矢島慎也が古巣対手に発奮するはずだ。
一方、浦和は前節・広島に1-0で完封勝利。粘りのある守備を見せ、公式戦4試合ぶりの勝利を収めた。PKながら前節の決勝ゴールを決めたFWレオナルドは、4試合連続ゴール中と好調をキープ。復調が伝えられるFW興梠慎三もベンチ入りしそうで、弾みをつけたい。
この3シーズンの戦績は2勝2分2敗のイーブン。トータルでも、G大阪のホームでは15勝6分16敗とまったくの互角。かつてナショナルダービーと呼ばれた一戦は、復権を狙うチーム同士の対戦とあって俄然、ヒートアップする。
■ガンバ大阪
3位 勝ち点19 6勝2敗1分 得点14、失点9、得失点差5
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A湘南 2-1
○H横浜FC 2-1
△A大分 1-1
●H川崎 0-1
○A神戸 2-0
【通算対戦成績】
通算 69試合・27勝13分29負
ホーム 36試合・15勝 6分15負
アウェイ 33試合・12勝 7分14負
【直近対戦成績】
2019年12月 7日 J1第34節 A3○2
2019年 4月14日 J1第 7節 H0●1
2018年11月 3日 J1第31節 A3○1
2018年 5月19日 J1第15節 H0△0
2018年 4月18日 ルヴァン予選(4) H0●1
【今節のみどころ】
1試合未消化で3位という順位は、チームにとって自信につながる結果だ。そんなチームにとって追い風となるのか、あるいは、逆風となるのか判断がつきにくいのが、突然の空白期間。
15日に行われるはずだったリーグ鳥栖戦が延期になったこと、12日のルヴァンカップのグループステージ湘南戦で大胆なターンオーバーを行ったことから、リーグ戦でスタメンに名前を連ねてきた主力メンバーは実に中10日という時間を得た。リフレッシュできた一方で、試合勘の“鈍り”を警戒する声も挙がっている。前節の浦和が前半5分で決勝点を得たことを鑑みれば、試合の入りいつにもまして重要となりそうだ。
ここまで好調をキープする東口は、浦和GKの西川と同い年。ライバル意識を持っているだけに、上位定着の一戦で、チームを救うセーブを連発してくれるはずだ。
■浦和レッズ
6位 勝ち点17 5勝3敗2分 得点12、失点16、得失点差-4
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○H広島 1-0
●A名古屋 2-6
●AC大阪 0-1
△H清水 1-1
○A横浜FC 2-0
【通算対戦成績】
通算 69試合・29勝13分27負
ホーム 33試合・14勝 7分12負
アウェイ 36試合・15勝 6分15負
【直近対戦成績】
2019年12月 7日 J1第34節 H2●3
2019年 4月14日 J1第 7節 A1○0
2018年11月 3日 J1第31節 H1●3
2018年 5月19日 J1第15節 A0△0
2018年 4月18日 ルヴァン予選(4) A1○0
【今節のみどころ】
「何がなんでも勝ちたかった」
前節の広島戦後に大槻毅監督がこう話したように、開始5分、PKで先制すると5-4-1にシステムを変更し、残りの約85分を耐えしのいだ。勝つには勝ったが、これでは面白くない。
MF関根貴大は、「自分たちがやりたいサッカーではなかった。自分たちでアクションを起こせるサッカーをしたい」と内容にはまったく満足していない。
粘り腰で勝った広島戦の勝利をキッカケに、胸のすくような攻撃サッカーで勝利につなげたいところ。守って勝つでは浦和らしくない、攻めて勝つこそ浦和のサッカーだ。