G大阪宮本監督も唐山を絶賛「予想より早く成長」

ガンバ大阪宮本恒靖監督(43)が18日、オンラインで取材対応し、公式戦で3試合連続ゴール中の高校3年生、FW唐山翔自(とうやま・しょうじ、17)を改めて高評価した。

J3の9日アスルクラロ沼津戦、J1での公式戦デビューとなった12日ルヴァン杯湘南ベルマーレ戦、J3の16日YS横浜戦の公式戦で3試合連発、計4ゴールという大暴れっぷりを見せている。J3は開幕10試合5得点という好成績だ。宮本監督もジュニアユース(中1)時代に1年間、直接指導するなど大きくかかわってきた。

「(中学)当時からボールが集まるところにいたり、シュートが打てるところにいつもいる選手だった。(今後習得するのは)裏への抜けだしだと話していたが、中2、中3、ユース年代に入って予想より早く成長した」

唐山も宮本監督同様、日本屈指の名門、G大阪の下部組織育ち。高校3年生の今季も本来ならユース在籍のはずが、1年飛び級でプロ契約を結んだ。9月に18歳になるホープに、U-23森下仁志監督(47)も先日「(唐山は過去に)悔し涙を流していた」というエピソードを明かしていたが、宮本監督も同じだ。

「メンタルに関しては常にポジティブで、勝敗に関しても負けず嫌い。悔し涙を流すなどピュアなところがあり、サッカーが好きで練習が終わってもボールを触っていた。昨年J3で早く大人の選手と対戦し、自分に何が足りて、何が足りていないかを経験できたことも大きい」

G大阪はここまで1試合消化が少なく、暫定3位の状態で19日の浦和レッズ戦(パナスタ)を控える。15日サガン鳥栖戦は相手の新型コロナウイルス感染により試合延期となったため、主力選手は実質、中10日での試合になる。従来の戦力が整ったことで、唐山の2度目のJ1リーグ戦のベンチ入りは厳しいとみられるが、今後も積極的に起用されていくはずだ。

指揮官は「浦和戦に関しては、試合こなしてきたリズムが(中10日によって)欠けるところがあるので、試合への入りを大事にしてほしい。(休養が取れたことで)フレッシュさも出してほしい」と選手に求めていた。

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