神戸酒井、G大阪警戒も「カウンターから奪えたら」
ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳(29)が25日、神戸市内での非公開練習後、オンラインで報道陣の取材に応じた。神戸は最近4試合は2勝2分けで9位に浮上。天皇杯王者として、ようやく復調気配を示している。
DF大崎と並んで開幕6戦フルタイム出場中の酒井は、26日のガンバ大阪戦(ノエスタ)へ、「宇佐美、井手口、倉田選手ら、どのポジションもできる選手が流動的に動き、いい連係を見せている。(G大阪の前節広島戦は)ミスからピンチになっていた場面もあったし、うちもカウンターからいい形で奪えたらいい。(守備ラインが)低くなりすぎずに対応したい」と警戒心を口にした。
一方で「一番大事なのは自分のプレーもそうだし、前の試合で自分たちが、どこがよくなかったかを意識して、その完成度が高まれば高まるほど、相手は関係ない」と説明。MFイニエスタを中心にしたボール保持から、多彩な攻撃力でG大阪との激しい消耗戦を制する意気込みだ。G大阪とは昨年、1勝1分けで相性は悪くない。
フィンク監督も、G大阪については「特別な選手を1人挙げることはできない。チームとして強い」と話した上で「G大阪は今年のダークホースだと思うので、しっかり準備したい。我々も他からダークホースだと思われるようにしたい。専門家の予想だと、優勝の本命は他にいると思うが、サプライズの中には神戸が含まれていると思う。神戸は総合的には、まだまだ強くなれる」と、独特の言い回しで優勝への意欲を表現した。