【G大阪】三浦弦太のヘッド弾を守り切り3連勝!今季初完封で3位タイに浮上

◆明治安田生命J1リーグ第6節 G大阪1―0広島(22日・パナソニックスタジアム吹田)

G大阪は日本代表DF三浦弦太(25)のセットプレーからの得点を守り切り、広島に1―0と競り勝って3連勝を飾った。過密日程の中、前節から先発4人を入れ替えるターンオーバーを行いながら、粘り強い守備で今季初完封。3位タイに浮上した。

守備の中心として声を張り、さらにセットプレーからので“ひと刺し”でチームを救った。0―0で迎えた前半41分。FW宇佐美のCKに、細かいステップでフリーになった三浦が頭で合わせた。「めちゃくちゃいいボールがきた。宇佐美くんのボールのおかげ」と控えめに喜んだ今季2点目でリードを奪うと、後半は押し込まれた展開の中、3バックの中央で奮闘。広島の猛攻をしのぎ切り、充実の表情を浮かべた。

身体能力の高さは国内のセンターバックでトップクラスだが、過去7シーズンでわずか3得点。打点の高いヘディングを、セットプレー時の得点力につなげることが課題だった。昨季からセンターバックながらJ1で計37得点を誇ったG大阪の山口智コーチ(42)から、相手との駆け引きなどの指導を受け、今年は6試合で17年の自己最多に並ぶ2得点。「普段の練習から、セットプレーの入り方はチームとして工夫している。そこが結果につながった」と手応えを感じている様子だ。

チームは前節の大分戦から中3日の中で、先発は4人を入れ替え。後半には広島の猛攻に押し込まれたが、全員が体を張った守備を見せてゴールを割らせなかった。日本代表の森保監督も視察した前で、攻守に奮闘した三浦は「今年初めてゼロで抑えられたことは良かったですけど、もっと危ないシーンを減らす守備をやっていければ」と課題も挙げた。過去2年は残留争いに巻き込まれたチームが、序盤戦で3位タイに浮上。例年スロースターターと呼ばれるG大阪が、今季はひと味違う気配を漂わせてきた。

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