【G大阪】今季初完封で3位タイ浮上! 決勝点のDF三浦「宇佐美くんのおかげ」
◆明治安田生命J1リーグ第6節 G大阪1―0広島(22日、パナソニックスタジアム吹田)
G大阪はCKから日本代表DF三浦弦太(25)が奪った先制点を守り切り、広島に1―0と競り勝って3連勝を飾った。前半41分に、FW宇佐美のCKを三浦が頭で合わせて先制。後半は押し込まれる時間帯も続いたが、全員が体を張った守備をみせてしのぎ切り、今季初完封。日本代表の森保監督も視察した前で、決勝ゴールを奪う活躍をみせた三浦は「めちゃくちゃいいボールがきた。宇佐美くんのボールのおかげ」と控え目に喜んだ。
前節から中3日で臨んだこの試合、宮本監督は元日本代表MF遠藤が4試合ぶりに先発するなど先発4人を入れ替え。2トップの一角に入ったFW渡辺が体の強さをみせて起点となると、右ウイングバックに入ったMF福田が積極的なアップダウンでサイドを活性化。遠藤も相手の隙をついた縦パスをみせるなど、宮本監督が「しっかりと試合を作ってくれた」と語るプレーを披露した。
しかし後半は選手交代でリズムを変えてきた広島に押し込まれ、防戦一方に。何度もゴール前に運ばれたが、後半41分には途中出場のMF小野が広島FW永井の決定的なシュートをスライディングで阻止して雄たけび。直後にもサイドからの危険なクロスに、DF高尾が体を張って触れると、GK東口が鋭い反応でかき出すなど、最後まで集中力を切らさなかった。東口は「去年は押し込まれた展開で失点重ねていた。それをゼロでのりきったのはでかい」と、苦しみながらもつかんだ勝ち点3に、手応えを感じていた。この勝利で順位を上げ、3位タイに浮上した。