Ｇ大阪は１７日、大阪府吹田市内で大分戦（１８日・パナスタ）に向けた非公開練習を行い、練習後に宮本恒靖監督（４３）と２試合連続ゴール中のＦＷ渡辺らがオンライン取材に応じた。チームは前節の清水戦、途中出場した渡辺の決勝ゴールで再開後初勝利。宮本監督は再開後２勝１分けと好調の大分に対し、渡辺の先発起用も含めた人選について問われ「９０分をどうマネジメントしていくか。監督の立場としては調子のいい選手が後ろに控えてくれているのは、非常に心強い。いろんな状況を鑑みて、先発は考えていきたい」と語った。

ここまで再開後の３試合でチームは５得点。しかし３試合連続で先発の２トップは、ＦＷ宇佐美が無得点、アデミウソンはＰＫでの１得点のみと、本来の力を発揮できていない。指揮官は「彼らがパワーを使うゾーンが、少し後ろにある。組み立てに参加しすぎている。より前で力を出せるような流れに持っていければ、ゴールやアシストにつながると思う。彼ら自身はもっともっと調子を上げていってもらいたいという期待もあるが、他の問題もある」とチームとして２トップを生かし切れていないと分析した。

一方で試合途中から渡辺＆パトリックの２トップで戦況を変える、というプランはチームのストロングポイントとなりつつある。渡辺は「シュートの意識、ゴールへのどん欲さは常に持ってやっているんですけど、それがプレーに出ているのかなと思います」と自身の好調に手応えを感じている様子。昨季４月２０日の大分戦では、先発としてピッチに立ったが前半２１分に負傷交代。「僕には苦い試合だったので、今度はしっかり活躍したいという思いがあります」と、すでに５０００枚のチケットが完売している再開後初となるホームの有観客試合で、３試合連続ゴールを狙う。

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