G大阪昌子デビューは見送りへ 右足首無理せず

ガンバ大阪宮本恒靖監督(43)は30日、7月4日再開となるJ1リーグ戦に向けてオンラインで取材対応した。大雨が降る大阪・吹田市内で練習後、約4カ月を経て再開される公式戦への思いを語った。

注目の先発メンバーだが、開幕前の2月にフランスから移籍してきた元日本代表DF昌子は、慢性化していた右足首痛が完全に回復しておらず、デビューは見送られる可能性が高くなった。過密日程のため、ここで無理はできない。

宮本監督は「少しまだ、足首の違和感があるので100%ではない。C大阪戦に間に合うのか、という状況です。彼がいるとチームも締まるし、対人の強さなどは3月や、中断期間中も見受けられた。あとは問題を抱えている足首次第」と慎重に状況を説明した。

3バックの場合はDFキム・ヨングォン、三浦、菅沼らが中心になり、4バックの場合は右サイドバックに、昨年の大阪ダービーでJ1初出場を果たした2年目のDF高尾の抜てきもありそうだ。

指揮官はセレッソ大阪との再開初戦へ、気合を入れ直した。「ダービーというだけで、それだけで大きなもの。同じ街にあるライバル同士で、どんな状況でも勝たないといけない。再開後の初戦は開幕と同じで高い意識で勝利を目指し、どのメンバーを組み合わせていくか競争もあるし、タスクをこなしてくれることで勝利を目指したい」と必勝を誓った。

今季目指すサッカーについては、改めて「数多く得点して昨年よりも少ない失点の中で、より積極的にやる。よりレベルの高い、質の高いサッカーをして、試合の後に喜び合えるようなシーズンにしていきたい」と語った。

出場すればJ1通算632試合となり、単独の最多出場記録になるMF遠藤については、指揮官は「たくさんの経験を積んで、今もしっかり中心として試合を動かすことができる選手。大きな存在」と全幅の信頼を寄せて、当日は先発でピッチに送り込む。

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