【G大阪】夏場の連戦で今季導入のハイプレスは困難? 宮本恒靖監督、矢島慎也、小野瀬康介に聞く
G大阪は12日、宮本恒靖監督(43)、MF矢島慎也(26)、小野瀬康介(27)がオンラインでの取材に応じ、超過密日程が予想される今シーズンの戦い方について考えを明かした。
宮本監督は今季の戦い方について「ボールを持つ時間を増やすことで、夏場の戦いを優位に進めたい気持ちはあります。ただ今シーズンは前線から中盤で、ボールを奪うというところは意識し続けて戦いたい」と、ポゼッションへの意識を持ちつつも、今季から取り組んでいるハイプレスの強度と精度を高める意向を示した。
勝利した開幕の横浜M戦ではリーグトップの121.075キロを走ったように、前線から守備を積極的に仕掛けるハイプレスには豊富な運動量が求められる。夏場の連戦では足が止まる可能性もあるが、矢島は「リアクションで守備するより、ボールを持っていたり、自分たちからアクションするほうが体力的にも気持ち的にも優位に進める。ポゼッションは大事だと思っています。ただポゼッションを高めるには、いい守備から入らないといけない」。全体練習再開後は、ハイプレスの感覚を取り戻すためにハードな練習に取り組んでいるといい「いい守備でボールを奪って、また相手の切り替えに奪われずにボールを回す。ポゼッションを高めるというのは、ゴールをたくさん取りに行くということにつながる。それがガンバらしいサッカーだと思います」と語った。
また小野瀬はハイプレスについて「それで取れちゃえば一番いい。取れないときは、とか色々な状況がありますけど、あまり気にしたことなくて。やろうとしていることを一生懸命やっています」。さらに連戦についても「(試合は)全部出たいですけど、無理なこともたぶんある。ガンバに関していえば戦力がいるので。疲れた状態の自分が出るより、というのはあります」と語り、選手層の厚さが鍵を握るという意見を披露した。