骨髄移植待つ中学生GKにエールの輪。新潟早川の声に、ラグビー稲垣「耳を傾けて」

国が定める指定難病の「再生不良性貧血」を発症し、骨髄移植が必要となっているG大阪ジュニアユースGK多田吾郎選手(中学2年、13歳)を支援する発信が、サッカー界の枠を超えて広がった。現在は新型コロナウイルスまん延の影響もあり、ドナー登録数、献血数が減少している。そんな事態を受け、所属クラブのG大阪がMF遠藤保仁(40)らが出演した骨髄バンクの啓発動画を作成。さらに、骨髄移植により急性白血病から復帰した新潟DF早川史哉(26)もメッセージを発信すると、これに早川と同じ新潟出身の19年W杯ラグビー日本代表の稲垣啓太(29)が反応。自身のSNSで「少しでもこのメッセージに耳を傾けてほしい」と訴えた。

早川は筑波大を経て16年に新潟に加入したが、同4月に急性白血病を発症。しかし骨髄移植手術を実施し、長い闘病生活を経て、昨年10月5日の鹿児島戦で1287日ぶりの公式戦出場を果たした。今季も新潟でプレーする早川は、動画を通じて「多田君はドナーを探しながら、輸血をしながら、命をつないでいると聞きます。多田君をはじめとする骨髄移植を必要とするみなさんの明るい未来をつなげられるよう、みなさんのあたたかいやさしさというものを分けていただけないでしょうか」などと訴え、骨髄バンク、輸血への協力を呼び掛けた。

その動画に、ラグビーの稲垣が自身のSNSでコメント。「急性白血病、骨髄移植を経験した同郷の早川選手からのメッセージだからこそ響くものがあった。コロナウィルスで大変な状況なのは重々承知ですが、現在骨髄移植を必要としているガンバ大阪、多田選手が頑張れるように、少しでもこのメッセージに耳を傾けて欲しい」とつづった。

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