G大阪 本拠地パナスタが日本建築学会賞に輝く「選手の鼓動が届く」と評価

日本建築学会は17日、2020年日本建築学会学会大賞、学会賞各賞を発表し、作品部門ではJ1G大阪の本拠地「パナソニックスタジアム吹田」が選ばれた。

パナソニックスタジアム吹田は収容人数4万人のサッカー専用スタジアム。総事業費約140億円を個人や企業の寄付金で捻出し、2015年9月に竣工した。設計者は大平滋彦氏、浜谷朋之氏、奥出久人氏(いずれも竹中工務店)。

日本建築学会が主催する同賞には論文、作品、技術、業績の4部門あり、パナソニックスタジアム吹田が選ばれた作品部門では他に「延岡駅周辺整備プロジェクト」「道の駅ましこ」が受賞した。

同学会は選出理由として「コンパクト化するために、観客席を積層し、それをピッチまで最短7メートルという近距離に配置したことが、劇場感と臨場感を高めている。ピッチを中心に密度高く圧縮したからこそ、どの席からも見やすく、選手の鼓動が届く。最高の観戦環境は、サッカーを愛する人々の心を掴んだ」などと高く評価した。

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