G大阪MF遠藤「GKの方が価値ある」に楢崎氏「そんなことないやろ」J1リーグ最多出場並ぶ

◇明治安田生命J1第1節最終日 G大阪2―1横浜(2020年2月23日 日産ス)

G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)が23日、歴代1位タイとなるJ1リーグ通算631試合出場を成し遂げた。リーグ開幕・横浜戦でフル出場。横浜Fの先輩で、元日本代表GK楢崎正剛氏(43)が持つ記録に並んだ。

横浜Fでは1998年の1年限りだったが、日本代表としては2002年から10年まで一緒に戦った。高卒でプロ入りした遠藤にとって楢崎氏は「衝撃を受けた人の1人だった」という。楢崎氏は当時から日本代表に名を連ねていた。練習から見せるハイパフォーマンスで代表レベルを実感。だからこそ遠藤は「正剛さんからはアドバイスとか受けたことないですね~」と冗談を言いながらも、先輩へのリスペクトを欠かさない。

「僕はGKの631試合出場の方が価値があると思っています」

その理由は、遠藤らしいシンプルな考え方だ。「GKはポジションが一つしかない。僕たちフィールドの選手は3つ、4つのポジションがある。GKは1度外されると出番を取り戻すのも難しいけど、僕たちは違うポジションで使われる可能性もある」。楢崎氏は一つしかないポジションを22年間守ってきた。そんな偉大な先輩と肩を並べる。だから素直に「うれしい」と口にした。

楢崎氏は「そんなことないやろ。価値は一緒やろ」と遠藤の論理を笑って一蹴する。同時に「全部の試合を含めたらヤットの方が多いし」とフィールドで出続けることの難しさも強調し「選手は“無理すんな”と言われても無理している。だからヤットも無理が利かなくなるまで無理して欲しい」とエールを送った。

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