元代表FW播戸氏、遠藤快挙に「常にアップデート」

<明治安田生命J1:横浜1-2G大阪>◇第1節◇23日◇日産ス

ガンバ大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)が、楢崎正剛(名古屋=GK、18年限りで現役引退)に並ぶJ1通算最多出場記録の631試合を達成した。この日の横浜F・マリノス戦に先発。98年に鹿児島実から横浜フリューゲルス入りし、プロ23年目での快挙となった。

遠藤とはプロ1年目、U-19アジアユース代表時代やG大阪でも同期だった、元日本代表FWの播戸竜二さん(40)は「同じチームにいても、ヤット(遠藤の愛称)は特別目立った存在でもなかった」。だが、実際の姿は違ったという。

「性格もひょうひょうとしていて、一見すればいつの時代もあのままと思われがちだが、よく見れば常にアップデートを重ねて進化、成長していた」と証言する。

例えばパスの正確性やシュートの決定力、そして根本をなす運動量など。すべてに練習後に行う追加の練習など「とにかく貪欲だった。うまい選手という言葉で片付けられがちだが、そのうまさの陰には本人の努力があった」。

遠藤と播戸さんは2008年秋、偶然だがともに病気で同じ兵庫県内の総合病院に入院した過去がある。最上階の個室に入院し、現役生活の危機に直面した。となりの部屋同士でそれぞれ病気と闘い、その後も活躍を続けた経緯がある。

播戸さんはG大阪、札幌、神戸などを渡り歩き、18年限りで現役を引退した。J1通算325試合87得点の記録を残し、現在はJリーグ関連のメディアに数多く登場している。

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