G大阪ドロー 宇佐美は次戦出場停止 4強入りへ「祈るしかない」 デイリースポーツ 8月27日(木)6時59分配信

「アジアCL・準々決勝、全北現代0-0G大阪」(26日、全州)

7年ぶりの優勝を狙うG大阪はアウェーで全北(韓国)と0-0で引き分けた。不発だったFW宇佐美貴史(23)は累積警告で次戦は出場停止となり、痛いスコアレスドローとなった。第2戦は9月16日に大阪・万博記念競技場で行われる。

耐えて、耐えての90分だった。少ない決定機を生かすどころか、ほとんどの時間でボールを支配された。昨季の日韓リーグ覇者による対戦で、G大阪は徹底した守備に歯車を狂わされた。

宇佐美が「予想外」と振り返ったほどマンマークに遭い、封じ込まれた。Jリーグにはない当たりの厳しさもあり、前半はボールが収まらなかった。シュートはわずか1本。CKもなかった。

後半もビッグチャンスはつくれなかったが、体を張って守り切った。「押し込まれる展開が多かったけど、受けずに戦えたのが0-0の要因」と長谷川監督。ベテランMF明神が顔を腫らし、MF遠藤もフラフラになりながら走り続けた。

「ホームで勝てば(次に)いける」と宇佐美は言ったものの、後半30分に警告を受け、累積により次戦は出場停止。勝負の鍵を握るアウェーゴールは奪えず、遠藤は「最低限の結果だと思う」と分析した。

勝てば4強入りが決まるとはいえ厳しい戦いになる。宇佐美も「祈るしかない」と、次戦への思いを託した。

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