【G大阪】今季初の公式戦は黒星スタート。FW宇佐美「あとは自分が決めるだけだった」

◆YBCルヴァン杯 1次リーグ第1節 G大阪0-1柏(16日・パナソニックスタジアム吹田)

G大阪は柏に0―1で敗れ、今季初の公式戦は黒星スタートとなった。立ち上がりから柏にペースを奪われ、前半24分、FWオルンガに決められて失点。その後はペースを奪い、後半にはFW宇佐美が2度の決定機を迎えるなどチーム全体でシュート13本を放ったが、柏GK金のファインセーブもあってゴールは割ることはできなかった。宇佐美は「あとは自分が決めるだけだった。相手GK(の活躍)というより、僕が(ゴールの)隅にシュートを打てなかった。でも悲観する内容ではないと思います」と振り返った。

2トップに宇佐美、小野瀬を並べる布陣でスタートしたが、前半は今季から導入したハイプレスが機能せず、ビルドアップにも苦慮して攻守に迫力を出せなかった。宮本監督は「前半は自分たちでボールを奪いに行くという姿勢が足りなかった。今年取り組んできたものをスタートから出せるように、とミーティングでは伝えましたけど、それが出なかった」と振り返った。失点の直後にインサイドハーフのMF矢島と、アンカーのMF井手口のポジションを入れ替えてビルドアップが改善。後半9分に元日本代表MF遠藤を投入してパスワークがよりスムーズに進むと、同24分にはFW渡辺を投入して小野瀬を昨季までの右ウイングバックに戻し、迫力のある攻撃を展開した。

後半39分にはCKから新加入のDF新里がネットを揺らしたが、ゴールライン近くに立っていた遠藤がオフサイドに。判定に納得がいかない40歳の司令塔が珍しく線審に詰め寄るシーンもあった。そのまま追いつくことはできず、J2から昇格した柏に白星を献上。今季からJ1全試合、ルヴァン杯のノックアウトステージでもVARが導入されるが「よりによって(ルヴァン杯の)予選はない。まあ、しょうがない」と遠藤。今季初戦で出た課題を、J1開幕戦の23日・横浜Mに向けて修正していくことを誓った。

リンク元

Share Button