“運命”のG大阪帰還、Jリーガー昌子源が掲げる野望「自分がもう一回やるべき仕事」

青黒のユニフォームに袖を通したDF昌子源が14日、ガンバ大阪の代表選手としてキックオフカンファレンスに出席した。5シーズンぶりのタイトル奪還を掲げ、「2位以下は一緒なので、しっかり優勝だけを目指したい」と意気込みを語った。

再起を図る新天地として選んだのは、ジュニアユース時代に所属したG大阪だ。「中学時代はガンバで挫折があったし、サッカーから離れたきっかけ。いい思い出がない状態でこうやってプロとしてガンバに戻ってくるのは縁、運命なのかなと感じています」と胸中を明かした。

昌子は米子北高から2011年に鹿島に入団し、8シーズンを過ごしたのちに2018年12月にフランス・リーグアンのトゥールーズに完全移籍した。初年度の2018-19シーズンは途中加入ながら公式戦22試合に出場。しかし、2年目の今季は度重なる負傷の影響で1試合の出場にとどまった。

この負傷がJリーグ復帰を決断する大きな要因となり、現在も別メニュー調整中。「足首の痛みがゼロにならない限りは…。足首と相談しながらやっていきたい」と、完治までは焦らずに調整を続ける意向。「日本にいた頃のプレースタイルはある程度まだみなさんが覚えてくれていると思うし、そういう存在感をもう一回、Jリーグで思い出してもらいたい」とその先の活躍を誓った。

ロシアワールドカップにはJリーグ勢唯一のレギュラーとして3試合に出場した昌子。海外挑戦を経て再びJリーガーに戻り、国内組としてのプライドもにじませた。

「Jリーグに帰ってきたので、また日本代表に選ばれて試合に出て、海外組じゃなくてもやれるんだよっていうのを自分から出していきたいと思う。Jリーガーが出していかないと。“逆流”じゃないけど、そういうのが日本人にあっても良いんじゃないかな。Jリーグで育ってるし、Jリーグあっての海外。また日本に帰ってきたので、それは自分がもう一回やるべき仕事なのかなと思います」

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