フランス1部トゥールーズから完全移籍したG大阪の元日本代表DF昌子源（27）が5日、入団会見を行った。ジュニアユース時代以来13年ぶりの古巣復帰に「G大阪に帰ってくることになりました。ユニホームに袖を通した時はワクワクじゃなくドキドキした」と若干緊張ぎみ。鹿島への恩義を口にしつつ「G大阪の選手になったので、サポーターの皆さんに認められるように頑張っていきたい」と意気込みを見せた。

19年1月に渡仏して1年で帰国。国内復帰を決断した理由は「足首のケガが一番」と昨年9、11月に患った右足首痛だと明かした。前日4日からチームに合流し、この日も別メニュー。完全合流の時期はG大阪のメディカルと相談しながらになっていくが、まずはリーグ開幕・横浜戦に照準を合わせてコンディションを整えていく。

8年間在籍した鹿島ではリーグ戦やACLを含めて6冠獲得に貢献。18年ロシアW杯ではレギュラーとして決勝トーナメント進出にも尽力した。約4ヶ月間、実戦から離れているが「チームを引っ張っていきたい。1年目だろうが、1日目だろうが関係ない。それは鹿島でならった。チームは違えど還元できると思う」。リーダー役にも名乗りを挙げた。

「常に優勝争いしてACL出場も当然のクラブ。去年、リーグ7位だったのは知っている。そういう結果にふさわしくない。元の位置に戻すために僕はきた。“やっぱり昌子だな”と言われるようなプレーを見せたい」

4年間、タイトルから見放されているG大阪の復権へ向けて、気合十分だった。

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