サッカーＪ１のＧ大阪は８日、パナソニックスタジアム吹田でキックオフイベントを開催。宮本恒靖監督（４２）はイベント後、タイトル奪取を目標とするチームについて説いた。

「やっぱり勝ちたいですから。そういう瞬間をたくさんの人と共有したい。そこに尽きると思います」

昨季はあまり公言してこなかった「タイトル」の獲得を、キックオフイベントではっきり口にした。きょう始動日の練習でも「より厳しさをもってやっていこうと言いました。タイトルと口にするのであれば、それだけの厳しさや犠牲が必要になる」と全員にその自覚を促した。

戦いのベースは昨季途中から運用を続ける３バック。そのなかでも「去年は少し、試合を勝つというところに重きを置いてしまうようなシーズン途中の流れだった」と振り返る。５月のＣ大阪戦から採用した布陣だが、夏場にＦＷ宇佐美貴史（２７）をはじめ選手が大きく入れ替わり、強い個の力をシステムに組み込むまでには時間を要した。今季は１３日のキャンプ開幕から、一貫した取り組みでチーム作りを進める。

「ベースの攻撃的なところは強く持っていきたい。チームとして選手に何を課すのかという部分では、よりクリアになっていくと自分自身、考えている」

宮本監督としても２０１８年途中に監督の座に就き、今年が勝負の３年目。強い信念でシーズンに臨む。

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